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つまらない授業も終わって、特にする事もないあたしは、いつも流星の部活を見に行く。
部員の何人かにマネージャーにならへんかって誘われたけど、その度に何故か流星が断っとった。
グラウンドから少し離れたベンチに座ってサッカーを見ていると
どこからか女の子の声が聞こえたから、その方向を見ると
…10人以上はおるんかな。
そんな集団が、サッカーを見にきとった。
目的はすぐ分かる。
…流星や。
流星は校内で1番モテる。ファンクラブまであるくらい。
スラッとした高身長、ハーフみたいな目鼻立ち、優しい性格。
モテへんわけがないって兄妹ながらに思う。
実際に告白受け取ったり、手紙渡されたりするとこも見た事あるし。
全部、断っとるみたいやけどね。
なんでやろ。結構可愛い人からも告白されとるんに。
すると、あたしに気付いた流星が、練習を抜け出して走ってきた。
望「ちょ、わざわざ抜け出さんでえぇやん!」
流「いや、望実今何しとるかなとか考えとったら、おったから。」
望「練習戻らな。キャプテンやろ?…はい、塩飴。」
流「ふはっ、塩飴て。もうちょっと女の子らしいもん渡せへんの?」
望「すいませんね、女子力なくてー。」
流「ごめんて、嘘やから。ありがとな。」
そう言ってあたしの頭をくしゃっと撫でるとらグラウンドに駆け出した。
流「えぇ子で待っとれよー!」
望「分かったから!はよ戻って!」
撫でられた感触がしばらく消えへんくてドキドキしとったのは、流星には言わへん。
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ぴよ(プロフ) - 初めまして!ツイン大好きで兄妹設定も大好きなので読んでてすごいわくわくしました!2人がちゃんとくっつけたらいいなって思いました!更新楽しみにしてます(*´ω`*) (2015年8月26日 23時) (レス) id: 8647ff5e24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Vanilla | 作成日時:2015年8月26日 0時