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部活も終わり、只今俺の部屋。
汗で気持ち悪かったからシャワーを浴びてさっぱりして
ついでに鏡の前で自分にエールも送って
今、望実と向き合って正座をしとるんやけど。
…何から話すか全然まとまってへん。
望「なぁ、流星。」
流「ん…?」
望「…昨日のキス、の、意味はなんなん…?」
流「あれは、なんていうか…、言い訳になるかもしれんけど、おかん達の事とかで頭も心もぐちゃぐちゃになってもうて、冷静やなくて、つまり、衝動的にっていうか…」
望「…」
流「とにかく、昨日の事は悪かったと思ってる…。」
望「じゃあ、あのキス自体には、なんの意味もなかったって事?」
流「そういう事になるな…。」
望実の表情が、わずかに曇る。
でも、待ってくれや。今、ちゃんと伝えるから。
流「でもな、望実。」
望「何…」
流「お前に伝えなあかん事がある。聞いてくれるか?」
望「うん。」
頑張れ、俺。ここまで来たんや。ヘタれんな。
流「俺、お前の事、好きやねん。…恋愛感情で。」
望「…え?」
流「おかしいやろ。俺も分かってるから、忘れてくれて全然…」
望「ちょっと待って!…ほんまなん?それ。」
流「冗談でこんな事言われへんよ。」
望「あたしも、ずっと好きやったよ。流星の事…。」
…望実も俺が好き…?
夢、ちゃうよな?
現実やって事を確かめたくて、目の前で照れ笑いする望実を抱きしめる。
流「夢、ちゃうな。」
望「うん…。」
想いが通じ合った、この瞬間を刻み込むように
俺たちはお互いの温もりを確かめとった。
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ぴよ(プロフ) - 初めまして!ツイン大好きで兄妹設定も大好きなので読んでてすごいわくわくしました!2人がちゃんとくっつけたらいいなって思いました!更新楽しみにしてます(*´ω`*) (2015年8月26日 23時) (レス) id: 8647ff5e24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Vanilla | 作成日時:2015年8月26日 0時