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N side
びっくりした。
あんな流星は初めて見たから。
いつも優しくて穏やかな流星が、静かに、でも圧倒的な威力で攻め立てたときは、少し怖かった。
けどそれだけ、あたしに向けとった優しい笑顔の裏で、いろんな思いを抱え込んどったんやって思うと申し訳なくて
何も知らずに甘えてきた自分が腹立たしくて
それでも、私の事を分かってあげられてないと自分を責める流星が
あまりにも小さくて、儚げで
無意識に流星を抱きしめとった。
流「…」
流星も黙ったまま動かへんし。
妙に静かなこの時間が、急に恥ずかしくなってきて
離れようとしたら
ぎゅ、と
今度はあたしが抱きしめられとった。
望「り、流星？」
流「…もうちょっと。」
望「…」
流「このままでおらせてや…。」
あたしの肩を掴む流星の手に、少しだけ力が籠って
流星とあたしの触れている部分が、ジンジンと熱を帯びる。
流「…今の俺にも、望実しかおらんねん。心から笑ったり泣いたり、誰かの為に怒ったりするのも、お前だけやねん…。」
望「…」
流「それだけお前が大事で、お前の存在が、俺の生きる意味やから…」
望「…うん。」
流「俺から、離れるな…。」
そう言ってから少し離れて、至近距離であたしを見つめた後
静かに近づいて
キスを、した。
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ぴよ(プロフ) - 初めまして！ツイン大好きで兄妹設定も大好きなので読んでてすごいわくわくしました！2人がちゃんとくっつけたらいいなって思いました！更新楽しみにしてます(*´ω`*) (2015年8月26日 23時) (
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作者名：Vanilla | 作成日時：2015年8月26日 0時
