右腕の娘【ONEPIECE】 (ページ4)

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火拳と奇術師ページ4

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白ひげ海賊団甲板。
上陸ともなれば、誰もがワイワイと騒いでいるが、今日は楽しげな声よりとあるパイナップルの説教が響き渡る。

「お前ら、いくら賞金稼ぎに出会しても相手すんなと言った筈だよい」

白ひげを前にして、1番隊隊長マルコは船で一番若い男女を叱りつけていた。

「いや、マルコ誤解だ！最初に手を出したのはメアだ！」
エースはマルコのゲンコツを恐れる様に言い訳した。

「放置していいって言ったのはエースだ」

無骨に不服にメアは言う。

反省の色が感じられない目の前に正座したエースとメアにマルコは加減をせず、
ゲンコツを頭にぶつける。

痛みに悶える、二人に今度が口撃が襲う。

「口答えすんなよい！

エース、お前は隊長という立場を理解しろよい！
そんでメア。何でストッパーのお前が先に手ェ出してんだよい！」

「「すみませんでした…」」

白ひげはグラララと笑い、若い奴はこれくらいが丁度いいと大酒をかっ食らうがそうもいかない。

彼らは海賊なのだ。

ましてや、活躍と問題を交互に重ねるエースとメアのタッグには手を焼いていた。

数ヶ月前にエースが拾って来たメア。

二人はいいコンビネーションを有するが、裏を返せば若さ、という欠点がある。
時に激しい喧嘩を始めたり、

双子のように通じあっている

奇妙な友情が二人を繋いでいる。

「エース、肉なしな」
「…」
「メア、ドーナツなしな」
「…」