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Do not speak of it. ページ15
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「エース痛い。ねえ、エース。落ちついて、あんなの言われなれてる」
「言われなれちゃあ、いけねえ！」
「別に君が言われてる訳じゃない！」
「そんなの関係ねえよ！」
月明かりが照らす漁港で、エースはメアの肩を強く揺すぶる。
「分かるでしょう？あれが私に対しての世間の意見。どうであろうが私は悪人」
そう言われてしまえば、エースはどう返せばいいかわからんない。
二人の関係に軋轢が生まれる。
「私の事を気にかけてくれるのはうれしい。だけど、昨日と言い早急と言い君は様子が可笑しい」
心配そうにメアが見上げる。
エースは口ごもるが、ハッキリ答えた。
「俺はお前が好きだ！
好きな奴の事気にかけて何が悪い！」
聞かせてくれメア。
なあ、頼む。
俺のものになってくれ。
思いっきり抱き締められ、
エースの香りが鼻を満たす。
「じゃあ、キスの続きをしよう」
今度もあっさりと口を塞がれ、
リード権はエースにある。
「その気か？」
「他にある？」
「いや、でも、船で」
.
.
「つべこべ言わず、さっさと抱け」
Do not speak of it.→←Do not speak of it.
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作者名：神原瑞希 | 作成日時：2017年11月14日 18時
