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「さて、今から軽く実技をしていくのですが、魔法の出し方はわかりますか?」
『いや、全く』
「では、簡単な魔法を唱えてみましょう、マジカルペンを持って、水魔法バブル」
学園長が魔法を唱えると杖の先に10センチほどの丸い水が現れた、
「
やってみてくださいと言わんばかりにこちらを見つめてくるが唱えるだけで本当に魔法が使えるのだろうか、、、
兎に角今はやるしかないと腹をくくりマジカルペンを手に持つ
『水魔法バブル』
言われたとおりに魔法を唱えると、マジカルペンの先には2センチほどの丸い水が現れていた
「まぁ、少し小さいですが、いいでしょう、そのまま少し保って魔力とはどういうものなのかを体で感じてみてください、貴方は少し魔力量が多いようですから少しであればそのままでも大丈夫でしょう。」
魔力とはどういうものか…確かにいつもと感覚が違う体に何かが流れている感じがする、
「慣れてくれば、魔法を唱えなくてもこれくらいの魔法であれば出せるようになります、ユニーク魔法などは基本唱えなければ出ませんがね、では一度その魔法を解いてください」
確か、、、
『leave…冷たっ!!』
魔法を解いてみたが、学園長の時は消えたという見え方だったが、自身の時は水しぶきが上がり、俺の顔面目掛けて水がかかった
「魔法を唱えてそれを具現化するのは正直なところとても容易です、ですがそれを消す、思ったように使う、そしてその魔法を思っている場所に停滞させる、この三つが難しいとされています。まぁ貴方の場合最後の一つができていましたが」
反復練習ってことか、水魔法だと部屋でやるには桶が必要だな、
『学園長、どこかに桶とか余ってないか?』
「錬金術の教室であれば余っていると思われますが?どうするのですか?」
『練習しねぇと、出来ねぇだろ、いつまでもマンツーマンは難しいだろ』
「確かにそうですね、では放課後明日の先生はクルーウェル先生ですので顔合わせもかねて一緒に向かいますか」
クルーウェル、また難しい名前だな、
2週間で今の範囲に追いついてやる、ただ寝る暇がねェな向こうで言う体育みたいな授業も絶対あるだろうし、どうするかなぁ
「とにかく今は、魔法を具現化し其処に停滞させ消すという一連の動作を練習しましょうか」
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作者名:marlboro | 作成日時:2020年11月21日 11時