By your side_49 ページ5
今日は一日、授業がないらしい
と、言うことは今日がその交流日なのだろう
図書委員は予めシフトの様なものが組まれていて
図書室でパートナー登録の処理をする仕事がある
朝一の当番は私だ…まあ、システムの制作者でもあるのだから仕方ないと思う
「……しかし、暇だ」
「あっ、いたっ！！」
「急に飛び込む奴があるか！ったく…ほら、手出せ」
「うぅ…ごめん、日吉」
急に大きな物音がしたものだから振り向けば幼稚舎生と思われる二人の男の子が図書室にいた
何がどうなってそうなったのか
銀色の髪の男の子の方はドアの前で派手にこけていた
それを隣にいる茶色の髪の男の子は起こそうとしているようだった
「……何の用？」
「あっ…うぅ、ひっ！！ご…ごめんなさい」
「ちょっ、待て！そのままじゃ」
ドンと大きな音を立てて銀色の髪の男の子がドアにぶつかって気を失った
もう一人の彼の方は頭を抱えている
「コイツただでさえ臆病なのにアンタ等みたいな先輩方のせいで怯えきってるんです
いい加減にしてもらえませんか？」
「何されたか知らないけど、私は仕事を全うしてるだけ
図書室はパートナー登録の教室だって連絡されてるはずだけど？
用がないならそこのソファ貸してあげるからその子起きたらさっさと出て行って」
仕方ないので交流日用に準備されていたお茶とお菓子を出してソファに座らせた
本当、本を扱う部屋にお茶やらお菓子を入れる理由が全く理解できないが
この時ばかりは黙って黙々とお茶を飲んで座ってくれていたので良かったとすることにした
By your side_50→←By your side_48
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
零夜＆李香(プロフ) - mikuruさん» 李香：コメントありがとうございます！ 零夜：好きな作品だなんて血反吐はいて喜びそう 李香：その表現方法どうなん？侑士さん最推しなんですね！そのような方に喜んでもらえるなんて…零夜お前幸せ者よな 零夜：本当にな…これからも遅いかもしれませんが頑張ります (2018年11月8日 2時) (
レス) id: 4fd843b594 (このIDを非表示/違反報告)
mikuru(プロフ) - 初コメント失礼します。いつも更新される度読んでいてとても好きな作品です！侑士最推しなのですごく嬉しいです！続編おめでとうございます、これからも頑張ってください！ (2018年11月2日 7時) (レス) id: 3adb658af9 (このIDを非表示/違反報告)
零夜＆李香(プロフ) - あっくんLOVEさん» 李香：お祝いありがとうございます…！ 零夜：ぼちぼち、更新頑張っていきます 李香：ぼちぼちじゃなくてバリバリ頑張ってどうぞ 零夜：何で、コイツこんなに私にスパルタなんだよ… (2018年10月20日 2時) (レス) id: 4fd843b594 (このIDを非表示/違反報告)
あっくんLOVE - 続編おめでとうございます！更新頑張ってください！ (2018年10月18日 18時) (レス) id: b3c0e9a558 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零夜＆李香 | 作成日時：2018年10月18日 17時
