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By your side_62 ページ18

一回目の交流日が終わり、何かと面倒なものに追われていた

交流日に関してのレポートらしい

何をしたのか、今後の予定…etc、etc

この提出をもって次回の予定確定とするらしく思ったより面倒なことになったと今更、感じた

故に時間を頂けた昼休みに昼食を返上して訪ねていた



「…失礼します…っていない」



約束の時間に音楽室に来たが先生がいない

まあ、正確には十分ほど早いが……

頼んだ手前、遅刻なんて失礼だと早く来たが早すぎた様だ



「…ピアノ、開いたままか……」



埃がかぶると閉めようとして手が止まった

椅子を引いて腰を下ろせば久しぶりに気分が乗った

流石いい学校だ…ピアノの質もいい、音も綺麗だ…手入れも行き届いているのが引いていて感じる

どれぐらい、時間が経っていたのだろうか

鍵盤から手を離し、完全に音が止んだタイミングで背後から拍手の音が聞こえた



「……いらっしゃったんですね

勝手にお借りしてすみません」

「構わない……中々、いや…良い演奏だった、経験あるようだな

今も続けているのだろうな」

「……いいえ、全く

かなり前に多少、嗜んだだけです」



そう返せば、先生は一瞬、目を見開いたがすぐに何もなかったかのように

話題を切り替えた



「テニス部の見学と音楽室の見学だったな?」

「はい」

「許可しよう

テニス部の方は…跡部の指示に従うのが条件だ

練習を邪魔されるわけにはいかないからな」

「勿論です…音楽室の方は?」

「演奏を頼もう

丁度、次回の交流日に私に頼まれたものだが生徒が主体的に関わる日だ

引き受けてくれるならその後は好きに見回ってくれて構わない」



持ち歩いていたのであろう教材の中から楽譜を出され置かれる

軽く目を通し、それを弾く

弾き終えて振り返れば先生は満足してくださってるようだった



「時間は当日の10時だ」

「ありがとうございます

楽譜コピーしたいんですがお借りしていいですか?」

「あぁ、後で職員室の私の机に置いておいてくれ」

「わかりました

お手数ですが、一筆お願いしてよろしいですか?」

「勿論だ」



許可証に署名と捺印を頂いてようやく準備が出来た

あぁ、やっぱりこんなの面倒くさい

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零夜&李香(プロフ) - mikuruさん» 李香:コメントありがとうございます! 零夜:好きな作品だなんて血反吐はいて喜びそう 李香:その表現方法どうなん?侑士さん最推しなんですね!そのような方に喜んでもらえるなんて…零夜お前幸せ者よな 零夜:本当にな…これからも遅いかもしれませんが頑張ります (2018年11月8日 2時) (レス) id: 4fd843b594 (このIDを非表示/違反報告)
mikuru(プロフ) - 初コメント失礼します。いつも更新される度読んでいてとても好きな作品です!侑士最推しなのですごく嬉しいです!続編おめでとうございます、これからも頑張ってください! (2018年11月2日 7時) (レス) id: 3adb658af9 (このIDを非表示/違反報告)
零夜&李香(プロフ) - あっくんLOVEさん» 李香:お祝いありがとうございます…! 零夜:ぼちぼち、更新頑張っていきます 李香:ぼちぼちじゃなくてバリバリ頑張ってどうぞ 零夜:何で、コイツこんなに私にスパルタなんだよ… (2018年10月20日 2時) (レス) id: 4fd843b594 (このIDを非表示/違反報告)
あっくんLOVE - 続編おめでとうございます!更新頑張ってください! (2018年10月18日 18時) (レス) id: b3c0e9a558 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零夜&李香 | 作成日時:2018年10月18日 17時

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