真偽 ページ36
Aside
敦さんと太宰さんと話し込んで疲れてしまった、そしてその勢いで探偵社に忘れ物をしてしまった。
A「鍵、閉まってたら如何しよう……」
と、ドアノブに手を掛けた時鍵なんて物は無くて何時も通りに開く。
A「鍵、開いてる……」
扉の先には机に伏せて寝ている敦さんが。
起きない様に音を立てずに私は自分が何時も使っている机に近づいて物を取ろうとする。
敦「ぁぁ……Aちゃ…ん」
名前を呼ばれて驚き振り返ると敦さんは寝ている。
A「寝言……かな」
私は自分の、紅色でフード付きの外套を脱いで掛けようとした。
敦「んぅ…………っう……ぅぁっ…っは、」
近付こうとしたら魘され始めた。
これ、起こした方が良い系？
A「あ、敦さん！起きてください！もう12時回ってますよ！！」
と、少し肩を揺すり乍ら起こす。
敦「ぅ…………ん、」
目を開けた、良かった、意外とすんなり起きた
敦「A、ちゃん？」
A「夜ですよ」
敦「ょ、夜！？そ、そ、そんな！」
A「本当ですよ」
敦「で、でもAちゃんは如何してこんな夜遅くに探偵社に…？」
A「敦さんに会いに」
違う。
本当は違う。本当は家に、敦さんと同じ部屋だが、家に入る前に家の鍵がない事に気付いて走って探偵社に来たのだ。
鍵忘れるとか恥ずかし過ぎて云えない、
敦「僕を起こすために……？」
まぁ、其れもある。
敦「僕の為に態々探偵社まで有難う…！」
A「いいえ、家に居ないと心配ですから」
本当は鍵取りに来たんだけど……ね。
探偵社を出て私達は歩いていた
先程迄は晴れていたのに急に雨が降り出す。
通り雨だ。
敦「雨……強くなってない？」
少し雨に打たれた私達は近場のコンビニで雨宿りをしている。
A「服……濡れちゃいましたね……」
敦「ふぇ、ふぁっ、ふぇっくし！」
なんとも可愛いくしゃみを。
A「困りましたね、傘持ってこれば良かったな……」
敦「これじゃ、風邪ひいちゃうな……」
すると敦さんが閃いた様に此方を見る。
A「な、何ですか？？」
敦「Aちゃんってさ！此の雨も操れるのかなって！」
あ、確かに。
何故私はその事を考えなかったのか、
敦「その……水分をさ！服にある水分を抜き取る事とか……できないかな！」
A「やるだけはやってみますね」
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梅雨椪 - 青空と雨さん» 実際、私も小説描くの未だ未だ初心者ですから、書いてるうちに慣れてくると思いますよ！（私もそうでした）私は自分のオリキャラに文豪達を只巻き込んでいるだけなので、主人公のキャラ設定さえしっかりしていれば書けると思います！素敵なコメント有難う御座います！ (2019年8月7日 2時) (
レス) id: dd9330d6af (このIDを非表示/違反報告)
青空と雨 - 梅雨椪さん» めっちゃ面白かったです！どうやったらそんなに上手く小説が書けるんですか…？私の書いてる小説、全然ダメで…凄く羨ましいです！ (2019年8月2日 22時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
梅雨椪 - これからも頑張ります！どうぞ宜しくお願い致します！ (2019年7月25日 2時) (レス) id: dd9330d6af (このIDを非表示/違反報告)
梅雨椪 - 有難う御座います！頑張ります！ (2019年6月8日 0時) (レス) id: 7128cd4b8b (このIDを非表示/違反報告)
ピンポン - 敦くんが｢生き別れの妹です!!｣って言った時は笑いましたww更新楽しみにしてます (2019年6月8日 0時) (レス) id: fabb623d55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅雨椪 | 作成日時：2019年6月6日 22時
