違和感 ページ16
Aside
私が熱を出した次の日
私は今日敦さんではなく、太宰さんと仕事に行く事になった。
太宰「少し、話さないかい?」
と、云われ、私達は喫茶店で話すことになった。
A『で、話とは何ですか?』
太宰「ねぇAちゃん。」
A『はい、』
何か凄く嫌な予感がした。
太宰「君さ、如何して敦君の妹だって、云ったのかい?」
予感的中。太宰さんは私が敦さんの妹だって嘘偽りを云った事、解っているような……
A『探偵社の皆さんに黙って頂けるなら、話します、』
太宰「うん、良いよ。」
疑わしい、
A『本当ですか?』
太宰「自 殺 主義者に二言はないよ。其れに、社長と、乱歩さんはもう知っているからね、私が云わないように云っておくよ」
A『有難う御座います。
太宰さんの思いのとうり、私は敦さんの妹なんかではありません、』
あぁ、告げてしまった。
太宰「では、君は誰なんだい?」
んんんんんとっても難しい質問だ、
A『私にも私が誰か、解らないんです」
上書きされた記憶、何が本当か解らない。
私の中の記憶は未だ途中からしか無い。
私は誰なのだろうか。
それから少し太宰さんと話して、仕事が終わった後、私は探偵社に戻った。
A『只今戻りました。』
探偵社には、敦さんの姿が無かった。如何やら朝から敦さんは居なかったそうだ。ただ、
「話を付けて来る」と残し探偵社には来なかったそう。
話……もしかしたら私に関係ある事なのでは無いかと思った。 だとしたら、敦さんの行く処は…………芥川さんの処だ……
私の予想が当たるかは解らないが、動かないよりは未だ良い。
A『一寸行って来ます!』
国木田「待て!小娘! 如何に行く気だ。」
国木田さんに止められた。
如何、か、云えばややこしい事になる、単なる私の予想だし、其れが本当ならば、知って欲しくないし、
太宰「行かせてあげなよ」
国木田「っ、」
其の優しい声が響く。
太宰さんの云ったお陰で私は出れた。
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梅雨椪 - 青空と雨さん» 実際、私も小説描くの未だ未だ初心者ですから、書いてるうちに慣れてくると思いますよ!(私もそうでした)私は自分のオリキャラに文豪達を只巻き込んでいるだけなので、主人公のキャラ設定さえしっかりしていれば書けると思います!素敵なコメント有難う御座います! (2019年8月7日 2時) (レス) id: dd9330d6af (このIDを非表示/違反報告)
青空と雨 - 梅雨椪さん» めっちゃ面白かったです!どうやったらそんなに上手く小説が書けるんですか…?私の書いてる小説、全然ダメで…凄く羨ましいです! (2019年8月2日 22時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
梅雨椪 - これからも頑張ります!どうぞ宜しくお願い致します! (2019年7月25日 2時) (レス) id: dd9330d6af (このIDを非表示/違反報告)
梅雨椪 - 有難う御座います!頑張ります! (2019年6月8日 0時) (レス) id: 7128cd4b8b (このIDを非表示/違反報告)
ピンポン - 敦くんが「生き別れの妹です!!」って言った時は笑いましたww更新楽しみにしてます (2019年6月8日 0時) (レス) id: fabb623d55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅雨椪 | 作成日時:2019年6月6日 22時