殺人犯……? ページ13
芥川さんから書類を貰い、私と敦さんは探偵社に戻った。
A『只今帰りました…」
探偵社に帰ると国木田さんが眼を丸くして私を見ている。何故?
国木田「ど、如何した其の髪は…」
え?嗚呼そうだった、敦さんと兄弟って云う事で髪を白くしたんだっけな。
敦「えぇっとですね国木田さん、Aちゃんは元々白でして、目立たないように異能で黒に変えていて、」
敦さんが、何とか弁解してくれた。
兄弟じゃないことは、DNA検査をすればもう一発で終わりなんだけどね、
国木田「あ、嗚呼、そうか、」
話しながら私と敦さんと国木田さんで書類を見た。
其れは先程私が思い出した内容と同じだった。
書類にも書いてある、しっかりと、私は人を殺した、私が殺した……
頭が先程よりも酷く痛くなりそのまま倒れ込んでしまった。
変な夢を見た。其れはお母さんとお父さんと私が一緒にご飯を食べている夢だった。夢の中のお母さんとお父さんは生きていた。そして、夢は動き出し、私は両親を殺し、檻の中。
檻の外から銃口が向かれている。何時も私に目掛けて撃ってくる。夢の中の私は水生麗乱が使えない。否、使えなくても良かった、家族を殺してしまう異能なんて欲しくなかった。私はいらない存在だと、散々言われ続けた。どんな罰も受けてやると私は思った。
しばらくして声が聞こえてきた。
《Aちゃん! Aちゃん!》
はっと眼を開けた。目の前に敦さんがいる。
あの声は敦さんの声?
A『敦、さん、』
敦「Aちゃん大丈夫?凄く魘されて居たんだけど、何か悪い夢でも見た…?」
私の頬には涙が溢れ落ちる。
溢れ出でてくる。
A『私は親を殺した…』
敦「……」
A『あの時私は人を、殺した。」
そう、私が殺したのは親だけではない。
意識もあった。間違いなく私が殺した。
人を、殺した、
お母さんとお父さんが死んじゃった後、否、私に殺された後、私は警察に押さえられた。其の警察の人も殺した。
私は眼中に入った人から水分を抜き取って殺した。
凄く面白かった。
今になって鮮明に思い出す。
其れは記事になったらしい。一人の子が2人の親と30人程の警察を殺したと、私の異能の暴走として記事に載って居た。私が殺したのに、
私は頭が可笑しいそうで、病院にいかされた。
カウンセリングの先生と話すに連れ、私は私を憎み始めた。
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梅雨椪 - 青空と雨さん» 実際、私も小説描くの未だ未だ初心者ですから、書いてるうちに慣れてくると思いますよ!(私もそうでした)私は自分のオリキャラに文豪達を只巻き込んでいるだけなので、主人公のキャラ設定さえしっかりしていれば書けると思います!素敵なコメント有難う御座います! (2019年8月7日 2時) (レス) id: dd9330d6af (このIDを非表示/違反報告)
青空と雨 - 梅雨椪さん» めっちゃ面白かったです!どうやったらそんなに上手く小説が書けるんですか…?私の書いてる小説、全然ダメで…凄く羨ましいです! (2019年8月2日 22時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
梅雨椪 - これからも頑張ります!どうぞ宜しくお願い致します! (2019年7月25日 2時) (レス) id: dd9330d6af (このIDを非表示/違反報告)
梅雨椪 - 有難う御座います!頑張ります! (2019年6月8日 0時) (レス) id: 7128cd4b8b (このIDを非表示/違反報告)
ピンポン - 敦くんが「生き別れの妹です!!」って言った時は笑いましたww更新楽しみにしてます (2019年6月8日 0時) (レス) id: fabb623d55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅雨椪 | 作成日時:2019年6月6日 22時