母と父 ページ2
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諸葛Aという女の子が産まれた
Aちゃんの母は男の子を望んでいた
母はAを嫌った
父はAが産まれた時は嬉しかった
だが次第に嫌いになっていった
理由は母が壊れたから
母は男の子が生まれなかったことを呪った
家に帰るとAに包丁を刺そうとした
父はそれを止めた
母は計画を立てた
男の子にする計画だ
お金をためてAの体を改造して
完璧に男に仕上げるために
やがて時はたち、
Aに個性が発現した
[転送]の個性
母はこれならヒーローになれると確信していた
でも母は男の子が生まれなかった悲しみを抱えていた
だから母は、性別が女子でも
見た目と中を男にすれば良いと思った
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Aside
産まれた時から不幸だった
両親に憎まれ呪われ変えられて
周りの子たちが「俺不幸だわ」とか「Aはいいよね」とか言うたびに殺意が湧いた
家の事情も知らないで
貴方達は両親から多くの愛をもらっている
自分という存在を認めてもらい
カワイイ服、カワイイカチューシャ、ワンピース
私はそんなの買ってもらったこと無い
もらったことない
今の私は女性としての私への愛を貰っていない
男性としての愛をもらっている
女性のAと言う存在を認められていない
男性のAと言う嘘の存在として認識されている
部屋は暗くて
男の子っぽくって
カワイくない
両親がいない間にフリキュアを見ていた
両親が帰ってきて
テレビの前に居る私を見て
睨んできた
怒ってきた
殴られた
それから家には防犯カメラがつけられて
私を四六時中監視していた
髪型を長くすることすら許されない
ズボン
ボクサーパンツ
ピアス
母は私をイケメンに仕立て上げようとしていた
小学4年生のころ
生理が来た
母は私を殺そうとした
父が止めた
なのに父は
「お前のせいでまた壊れたじゃねぇかぁ！！」
そう言って殴ってきた
胸が膨らんできた
きつく縛られた
最初は苦しかった
でも今は慣れた
俺は中学生から性別を隠してきた
髪も更に短くして
声も低くして
筋肉もつけて
俺のかーさんは喜んだ
オヤジも褒め称えた
産まれた時から女性という自分を否定され続け
なりたくもない男性として認識されて…
嗚呼
わかった
俺は愛されたいんだ
両親に
俺は
男になりたいんだ
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羅鱶 - 面白かったら一番右側の星を押してね！ (4月24日 17時) (
レス) id: f9cd9172e9 (このIDを非表示/違反報告)
羅鱶 - 見てくれてありがとうございます。やっとコメント何処にあるかわかった人間羅鱶です。 (4月19日 17時) (レス) id: f9cd9172e9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 面白いですね! 続き楽しみにしてます! (4月7日 8時) (レス) @page17 id: 65d421c831 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅鱶 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Tuyogari4/
作成日時：2024年2月27日 6時
