【ヒロアカ】子悪魔 (ページ12)

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学校ページ12

学校…

まだ私が小さい頃、
私と同じ年の子に話しかけられた

?)「お前…学校行ったことないんか」

その時は学校って何か知らなかった

その子から聞いた
学校は私達のようなまだ幼い子が学びに行く場だと

私は親がいないから学校にいけない

?)「親いねぇのか」
『…あなたは親いるの?』
?)「…いる」

なんで私はいないんだろう

物心ついたときから1人で生きてきた

?)「1人？よく今まで無事だったよな」

普通でしょ

?)「普通じゃねぇよ…親いるのが普通だ」

普通

小さい頃の私は
学校にも通えておらず、
普通という言葉が少しわかるくらいだった

なんで私は親がいないの？

見捨てられたの？

嫌いなの？

いや、元々いなかったのかもしれない

?)「お前…俺の学校…見に来るかぁ?」

『え？』

?)「学校行ったことねぇんだろ?」

『でも…私は親がいないから…』

?)「親がいなくたって見るぐらい良いだろw」

親がいなくたって見るぐらい良いだろ

その言葉は嬉しかった
私は学校を見に行くことにした

中までは入れなかったけど、
外から校舎を眺めてた

『この建物って学校だったんだ』

誰かの家かと思ってた

キーンコーンカーンコーン

いつもの大きな鐘が鳴った

たくさんの子供が出てくる

?)「おい！」

さっきの子…と？

?)「え？え？ええ？かっちゃん子の子誰？」

緑頭のモサモサの子

?)「名前…言ってなかったな」

名前？
紙に書いてあったやつ？

『…こあくA…』

？)「A…おれぁ＿＿＿＿」

?)「ぼ、僕は＿＿＿＿だよ！」

あれ？
なんて言ってたっけ？

覚えてないな

もっかいあいたい

ねぇ

どこに居るの？