【ヒロアカ】九尾の狐 (ページ23)

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戻りたくないページ23

今私は
教室の前に居る

『(入りたくない。戻りたくない。)』

どうせ私の顔のことバラしてんだろ?
んで、女子が好きな人取られないように私のこといじめてくんだろ?

もんやだよそんなの

私だって好きでこの顔に産まれたんじゃあないのに

ジサツするまでまたいじめてくんだろ
中学生もそうだった
小学もそうだった
もえ飽き飽きだよ

いっそのこと、また不登校に…

でも…
ホークスは無理やりでも登校させそう
相澤さんもクラスメイトを信じろとか言って来そう

いっそのこと、
あの燈矢君と同じところに行けば…

楽になれるかな？

きっと燈矢君もさみしいよ
見てもらいたいだけなのに
諦めろとか言われてたんだろうな

一生懸命に頑張っているのに…
私が旅行しなかったら…

「…おい」

私が旅行しなかったら？
もしかしてお母さんも生きてた？
お父さんも生きてた？

燈矢君のそばにいれた？
だれも居なくならずに住んだ？

私のせい？

「…おい」

私のせいで皆…
小学のときに味方してくれたあの子も
皆…

爆)「おいってんだろ!!!!!」

『!?』

声にびっくりして振り向くと
そこには爆豪がいた

爆豪と切島だっけな
私の顔見たの

Aはうつむく

嗚呼
この2人が好きな人がいじめてくんだろな

たかが友情
いとも簡単に壊せられる

テレビ被っててよかった
私の泣き顔なんて見えないから…

『やっぱり帰るわ…先生に伝えといて』

私は爆豪にそう言ってその場をさろうとした

でも…

ﾊﾞｯ
『!?何して！？ｯ…』

急に腕を掴まれたと思ったら

そのまま爆豪は扉を開けて私を教室に放り込んだ

その瞬間体に刺さる皆の視線

やばい
いじめられる
また

また

また

と、

芦)「A！！」

麗)「Aちゃん！！」

百)「Aさん！！」

色んな人がこっち向かって走ってきた

鳥肌が立つ

蹴られる？

殴られる？

バケツでか？

そう思って身構える

でも…