【ヒロアカ】九尾の狐 (ページ15)

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死柄木弔ページ15

『相澤さん！』

Aは急いでイレイザーヘッドに駆け寄った

?)「あ？」

手だらけの敵は誰だこいつって顔してる

『相澤さん！相澤さん！』

相澤)「ｯ…A…」

イレイザーヘッドは駆け寄るAに
こっちにくるな
と言いたいとこだが

意識が朦朧としており
うまく話せない

『離せ!』

たどり着いたAは
イレイザーヘッドを助けるために

脳みそ丸出しの怪物に体当りする

『ｯ』

びくともしない怪物

そんな中

?)「…おい、そこのお前」

『ｯ!?』

手だらけの敵が話しかけてきた

?)「名前は」

『は？』

こいつは馬鹿なのか
それともイカれているのか

敵に名前教えるわけねぇだろ…

Aは手だらけの敵を無視して怪物に攻撃を続ける

『離せ！早く離せ！』

雷を落としても
体当りしても
殴り
蹴り飛ばそうとしても

『何でッ』

びくともしない怪物

相澤)「…A…あいつらのとこに」

イレイザーヘッドはきっとAにクラスメイトのところに行けと言っているのだろう

でも

『嫌だ！』

いまのイレイザーヘッドをおいていくと
このまま帰ってこなくなる気がするんだよ

死なせない

まだみんな入学したばかりなのに

早く

『退けッ！』

早く

『怪物がぁ！！！』

そこを退いてくれ

?)「脳無、その女をを軽く殴り飛ばせ」

『ｯ!?アガッ！？』

手だらけの敵が怪物に命令すると
怪物は片手だけで私を数ｍさきの壁に殴り飛ばした

『ｯ』

背中が痛い

出血してる
止めないと

頭のテレビはまだ起動してる

ﾄｺﾄｺﾄｺ

敵の足音

手だらけの敵がこちらに歩いてくる

?)「俺は死柄木弔」

急に自己紹介

?)「お前Aなのか？」

『ｯ』

さっきの会話が聞こえていたのか!?

?)「俺のこと覚えてるか？」

は？

『ｯ何いってんだ？お前と私は初対面だ』

?)「…そうかもな、顔が違うかもしれない」

そう言って近づく敵

『ｯ』

逃げようとしたけど
体が傷んで動かない

クソッ

敵が腕を伸ばしてきた

'殺される'

『クソッ』

私は目を閉じた

死にたくねぇ

殺されると思った瞬間
私の頭からテレビ希重みが消えた

『？』

目を開けると

嬉しそうに弧を描く敵

死)「やっぱAチャンじゃねぇか」

こいつは私を知っているのか？