｛☆---Uszw---☆｝ ページ35
私は桜の咲く校門をくぐって、体育館まで向かう。
柔らかい春の風が私の頬を撫でた。
今日は3年生の卒業式。
高級感のあるスーツを身にまとった校長先生が、舞台に立って話を始める。
あーあ、寂しくなるなぁ…まぁ、そんなこと言ったって留年してもらう訳にもいかないからなぁ。
色々な人の話を聞きながら数時間が経った。卒業式が終わった後、私とキヨとレトさんは2人の所に向かう。
『うっしー！ガッチさん！卒業おめでと〜っ！！！』
Uszw「さんきゅ〜！」
Ky「うわっ、花束めっちゃあるじゃん！」
Gtmn「いっぱい貰っちゃったんだよね〜。やっぱり一瞬でも生徒会に入ってたからかな？」
Rtrt「生徒会効果凄っ…」
Uszw「マジでこれどうしよう。持って帰んの超大変じゃん」
『あはは、通行人に凄い見られそう』
両手に大量の花束を抱えた2人は困ったように笑っている。生徒会ってだけでこんなに変わるもんなんだな…。
いや、皆顔が良いからモテるのもあるんだろうけど。
なんて考えながら4人と会話をしていると、うっしーが私の耳元でささやいてきた。
Uszw「A、ちょっとこっち来いよ」
『へ？うん、いいけど…？』
Gtmn「おー…いってらっしゃい」
察したかのような目でこちらを見るガッチさん。
……え、私全然分からないんだけど？
まだ理解が追い付いていない私とうっしーは、人気のない校舎裏まで歩いて来た。
どうしたんだろう…？校舎裏に連れて来られるって、私なんかやらかしたかな…？
そんな事を考えていると、うっしーがﾋﾟﾀﾘと立ち止まる。それにつられて私も立ち止まった。
Uszw「A」
『な、何？うっしー、どうしたの…？』
不意に名前を呼ばれ、驚いていると突然うっしーとの距離が近くなる。
私の横に伸びるうっしーの腕。そして背中には校舎の壁。
私はうっしーに壁ドンをされていた。
そう理解した途端、自然と顔に熱が集まっていくのが分かる。
それを見たうっしーは、面白そうにﾆﾔﾘと笑いながら、あのさ、と口を開いた。
Uszw「俺Aの事好きだ。…俺と、付き合わねぇ？」
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鶴(プロフ) - コメントありがとうございます！作者は関西圏では無いので、キャラに合うような関西弁が出来ているか不安だったのですが、そう言って頂けるととても嬉しいです…！！！ (2021年2月16日 22時) (
レス) id: c881247ce8 (このIDを非表示/違反報告)
ばんのすけ。 - 完結、おめでとうございます。面白くて一気見してしまいました。ちなみに私が好きな推しはzmです。関西弁なのも似合っててグッときます！ (2021年2月16日 21時) (レス) id: b7bc451954 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 柚香さん» コメントありがとうございます、楽しんで頂けたようでとても嬉しいです！ (2020年6月23日 23時) (レス) id: f1f48612a8 (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごくおもしろかったです (2020年6月23日 23時) (レス) id: f5da286a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 | 作成日時：2020年6月1日 22時
