｛62話：ナンパ｝ ページ14
「お姉さん可愛いねぇ？」
『やめてくださいよ…っ』
「なんで？俺らと一緒に遊ぼうよ？」
『遊びませんから……』
「なんで〜？良いじゃん、つまんないでしょ？」
『貴方達といるより楽しいですからっ…！』
これが、俗に言うナンパって奴…？
私が振り切って逃げようとするが、男達に手首を掴まれる。
…汚い、本能的にそう思った。無理、触らないで……。
思わず涙が出そうになる。…私、こんなに弱かったっけ。
1人ではどうにもできず涙ぐんでいると、いきなり目の前の男の1人が吹っ飛んだ。
『……ぇ？』
Kn「おい…汚ねぇ手でAに触れてんとちゃうぞ…」
「なっ…！？」
Kn「聞いとんのかおい。よそ見すんなや」
コネシマさんがそう言いながら男達を蹴り飛ばしていく。…それは流石に危ないんじゃ……！
そう思ってコネシマさんを止めようとしたが、既に全員倒れていた。
『強いんだね…』
Kn「ん、別にそんなことあらへんで。Aは怪我とかないか？」
『うん、お陰様で！』
Kn「ならええわ。ほら、はようグルッペン達のとこ戻るで」
そう言ってコネシマさんは私に手を差し出す。
自分の心臓がドクドクと脈打っているのが分かる。……コネシマさん、強くてかっこいい、な。
その後、私は脈打つ心臓を抑えながらコネシマさんと一緒に皆の所へ戻った。
皆の所へ戻った後、私がナンパされたことを知ったチーノ君が凄く謝ってきた。私が勝手に1人で動いたからこうなっただけなのに…。
未だにｼｭﾝとしているチーノ君をなだめながら、私はまたビーチバレーに参加し夕暮れ時になるまで遊びつくした。
そう言えば…今日の夜は肝試ししよう、って話になってたんだっけ。
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鶴(プロフ) - コメントありがとうございます！作者は関西圏では無いので、キャラに合うような関西弁が出来ているか不安だったのですが、そう言って頂けるととても嬉しいです…！！！ (2021年2月16日 22時) (
レス) id: c881247ce8 (このIDを非表示/違反報告)
ばんのすけ。 - 完結、おめでとうございます。面白くて一気見してしまいました。ちなみに私が好きな推しはzmです。関西弁なのも似合っててグッときます！ (2021年2月16日 21時) (レス) id: b7bc451954 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 柚香さん» コメントありがとうございます、楽しんで頂けたようでとても嬉しいです！ (2020年6月23日 23時) (レス) id: f1f48612a8 (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごくおもしろかったです (2020年6月23日 23時) (レス) id: f5da286a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 | 作成日時：2020年6月1日 22時
