｛8話：1対1でご対面｝ ページ9
Gr「初めまして。知っているとは思うが、生徒会長の黒谷 恭介だ。周りからはグルッペンって呼ばれている」
『真白 Aと申します』
ふ、雰囲気怖っ…！！！声ひっく…！
でも、生徒会長以外に人はいないみたいだ。
早く帰りたいし、さっさと用件を聞いて帰ろう。
外の窓から暖かい日の光が差し込む生徒会室で、私は恐る恐る口を開く。
『…ご用件は？』
Gr「あぁ、帰りたそうな顔をしているから簡潔に言うが…生徒会に興味はないか？」
『ないです』
Gr「…即答か」
生徒会長の紅い瞳は、うーむ…と何かを考えるように下に動く。
…私は何をするのが正解なんだろう…？
どうしようかと考えていると、突然後ろにあった扉がガチャリと開いた。
Tn「グルさん、生徒会室の前で盗み聞きしてる輩がおったから気絶させといたで」
『…！？』
扉を開けたのはキヨと同じくらい身長の高い男の人だった。
この人は、確か書記の人だったかな…？トントンって呼ばれてた気がする。
そしてその人が抱えているのは、間違いなくキヨで。
Gr「あぁ、その辺に寝かせておけ」
Tn「はぁ…じゃあ俺は帰るで」
書記の人は一つため息を吐いてキヨを床に寝かせ、そそくさと部屋を出て行った。
…このキヨ面白いな、写メ撮ってあとでレトさん達に送ろ。
『帰っていいですか？』
Gr「いいぞ、そこにいる友人も持って帰れ」
『…キヨ、起きろ〜』
Gr「そうだ、生徒会はいつでも歓迎するからな」
『結構です』
そんな受け答えをしながら、キヨを起こす。まぁ起きないんだけれど。
仕方ないと思い、体を思いっきり叩こうと手を挙げると誰かにその手を掴まれ、私は体ごと壁に押さえつけられた。
…キヨはまだ気絶してて、いま動けるのは生徒会長だけ。
そして漂ってくる高級感のある薔薇の香り。
つまり…私は生徒会長に壁ドンされてるって訳だ。
『…何ですか』
Gr「朝も思ったが…やはり特殊だな」
『…何が？』
Gr「俺が壁ドンして頬も染めない女は初めてだ」
『…は？少女漫画か何かですか？…とりあえず離れてくれません？』
Gr「嫌だと言ったら？」
そりゃ男の人に力で勝てるわけもないので、どうしようもできない。
というかそんな軽率に壁ドンしていいの？ほんとに分からないこの人…。
平然を装いながらもこの状況をどうしようかと必死に考えていると、いつもの聞きなれていた声より低い声が聞こえた。
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赤月 アズ(プロフ) - 鶴さん» 了解しました！ありがとうございます（？） (2020年6月3日 14時) (
レス) id: 3cb13bb511 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 赤月 アズさん» コメントありがとうございます！一応誰とも付き合わない(予定)です！（もしかしたら番外としてオチアリストーリーを書くかもしれませんが...（笑））更新頑張ります！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: f1f48612a8 (このIDを非表示/違反報告)
赤月 アズ(プロフ) - や・・・やばいTOP4と我々だは私得すぎるあの聞きたいことがあるんですけどオチとか決まってますか出来れば全員オチがいいなーと思っただけですすみませんこれからも頑張ってください！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: 3cb13bb511 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 仰げば尊死さん» コメントありがとうございます、楽しんで頂けているみたいでとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年6月2日 13時) (レス) id: f1f48612a8 (このIDを非表示/違反報告)
仰げば尊死 - ハマりすぎてイッキ見してしまった…続き待ってます！！ (2020年6月2日 1時) (レス) id: d6069bd4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 | 作成日時：2020年5月26日 15時
