｛44話：呼び捨て｝ ページ45
そして戻って来たシャオロンさんは、さっき私が見ていたパーカーを私に持たせる。
…え、これは…。
Sho「ん、これ欲しかったんやろ？」
『…い、いいの？』
Sho「ええで！その代わり、俺の事呼び捨てで呼んでや！」
『ええと…シャオロン？』
私がそう言うと、シャオロンは嬉しそうに笑った。
き、キヨ以外を呼び捨てで呼んだことないから慣れないな…。
2人で頬をほんのりと染めながら、ふらふらとショッピングモールを歩く。
シャオロンは話が上手で、話していても全く飽きない。
将来営業部とか向いてそう。
Sho「まさかここでAに会えるなんて思わんかったわ〜！」
『私もシャオロンに会うとは思わなかったよ』
しかも丁度水着買ってたところ見られたなんて…恥ずかしい。
でも、こうしてシャオロンと会えたからよかったかも。シャオロンと話すの結構楽しかったし、こうして服も買って貰っちゃったし。
Sho「…そうなん？」
『…へ？』
Sho「俺と出かけるの、楽しかったん？」
『あっ、口に出てた…？』
Sho「思いっきり出とったで、もしかして気づいとらんかった？」
…な、なんてこった。
普段から思ったことをすぐ口に出しちゃう癖があるから、知らずのうちに声に出てたんだ…。
『…ぼーっと考えてたつもりだったから、全然気づかなかった。』
Sho「ふ〜ん…A、かわええとこあるやん」
ﾆﾔｯと目を細めたシャオロンにそう言われ、心臓の鼓動が速くなる。
…かっこいい人にそんな事言われると、普通に照れるからやめて欲しい。
そんな私を見た彼は、楽しそうに目を細めたまま私に顔を近付けてきた。
Sho「なに？本気にしたん？顔真っ赤やで〜？」
『う、うるさいな…！お世辞だったとしても嬉しいから！それに、シャオロンってかっこいいしそういう事言われて照れない人いないでしょ…！』
Sho「っ……お、おん。そうなんや…」
私がそう言うと、シャオロンはﾋﾟﾀﾘと固まる。顔を見ると、耳まで真っ赤にしていた。
…あれ、もしかして照れてる？
そう思うと何だか可愛く思えてしまい、ふふっと笑みを溢す。
そんな私を見たシャオロンは、恥ずかしそうに口を尖らせるのだった。
外がオレンジ色に染まってきた頃、シャオロンに今日はそろそろ帰ると言うと、彼は送ると言い私を家まで送ってくれた。
そういう所がカッコよく見える理由なのかも。
…楽しかったな。合宿の日、このパーカー着て行こうっと。
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赤月 アズ(プロフ) - 鶴さん» 了解しました！ありがとうございます（？） (2020年6月3日 14時) (
レス) id: 3cb13bb511 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 赤月 アズさん» コメントありがとうございます！一応誰とも付き合わない(予定)です！（もしかしたら番外としてオチアリストーリーを書くかもしれませんが...（笑））更新頑張ります！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: f1f48612a8 (このIDを非表示/違反報告)
赤月 アズ(プロフ) - や・・・やばいTOP4と我々だは私得すぎるあの聞きたいことがあるんですけどオチとか決まってますか出来れば全員オチがいいなーと思っただけですすみませんこれからも頑張ってください！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: 3cb13bb511 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 仰げば尊死さん» コメントありがとうございます、楽しんで頂けているみたいでとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年6月2日 13時) (レス) id: f1f48612a8 (このIDを非表示/違反報告)
仰げば尊死 - ハマりすぎてイッキ見してしまった…続き待ってます！！ (2020年6月2日 1時) (レス) id: d6069bd4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 | 作成日時：2020年5月26日 15時
