(自称)T0P_5は生徒会に狙われています【T.0.P_4】【wrwrd!】

｛39話：期待はしてない｝ ページ40

『エミさんっ！』


Em「わっ、Aさん？廊下は走ったらだめですよ？どうしたんですか？」


『見て下さい！私歴史99点取れましたっ！』


Em「わぁっ、凄いですね！現代文も90点でしたよね、よく頑張ったと思います！」


そう言って、エミさんは微笑みながら私の頭を撫でる。
なんかすごい安心する…。
ふふ、エミさんに頼んで正解だったかも。
それからエミさんにお礼を言い、放課後までの時間を過ごした。


Ky「あ〜あ、俺負けたわ〜…」


『…大丈夫、期待してないって』


Gtmn「そうだね〜」


Ky「そうだねってガッチさん酷くね！？Aも酷いけど！」


なんて話しながらいつものように5人で生徒会室まで向かう。
グルッペンさんに勝てるといいけど…前にお茶会したとき、凄い歴史詳しかったんだよね。
もし負けたら…ううん、きっと勝てるよね。だって99点取ったんだし。
高校のテストで100点取れるとか人間超えてるよ。
そんなことを考えていると、いつの間にか生徒会室についていた。
ｺﾝｺﾝと軽くノックした後、ゆっくりと扉を開けて生徒会室に入る。


『失礼します』


Gr「待ってたぞ」


『お待たせしました…えっと、じゃあ何の教科からにしますか？』


Ky「俺ダメだったから先見せていい？」


Syp「じゃあ数学からっすね」


Ky「お、俺62だけど…でも俺にしては結構取れてるくね？」


Syp「はぇ〜、余裕っすね。86でした」


『負けてるけど…キヨにしては頑張ったね』


Ky「だろ！？俺頑張ったんだよ！」


キヨはいつも36とか赤点ぎりぎりだったのに。
板書だけは綺麗だけどね。板書だけは。字だって滅茶苦茶綺麗だし。
ちなみに私は76だった。まぁ勉強時間ほぼ歴史に費やしてたから妥当な点数だ。
それにしても、キヨって数学得意じゃなかったのに…キヨなりに頑張ってたのかな。横で口を尖らせて拗ねるキヨを慰めながら、そんなことを考える。

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