からかい下手 ページ9
「そのお陰で、日向女子に絡まれると顔真っ赤にするけど、私じゃ何ともないでしょ?」
肩を組みながら、日向くんに聞く。
まるで男友達。目指すは同性のような安心感。
女に生まれたくなかったくらいだし。
日「確かに言われてみれば……!」
ハッと気付いた後も、日向くんが照れることはない。
田「会ったばかりでも親友のような安心感……またこれが新鮮でなぁ?」
西「他の女子とは断然違った感覚だよなぁ?」
田・西「「そぉしぃてぇぇええ!?」」
田中と西谷、テンション上がってんな……そんな楽しいか?
田・西「「ごく稀に見られる女子感!!!」」
「へ?」
何を言い出すものかと思えば、私が全く予想していなかった一言。しかも堂々と、当たり前のように言われた。
田「ほらほら、去年の夏とか虫見て悲鳴あげてたろ……!」
西「あと、前に体育館倉庫に閉じ込められてたときも……!」
「……2人とも、
命が惜しければ黙るんだな」
ドスの効いた声で脅してみれば、テンションの上がっていた2人はカタカタと小刻みに震え出す。
「私はおもちゃじゃないし、こっちに構ってる暇あんならとっととランニングとアップとしてきな?なぁ?」
私が脅すと、ヤンキーにパシられた下っ端のように2人は走り去っていった。
……日向は察した。
日「(余計なこと言ったら死ぬ……殺される……!!!)」
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奏音 - え……!めっちゃ主様の絵柄好きです!!私で良ければですが、夢主ちゃんの絵描いて見てもいいですか? (2020年5月16日 21時) (レス) id: ea3d173ac1 (このIDを非表示/違反報告)
むうまう - 面白かったです!!主人公ちゃんの性格めっちゃすこ更新頑張ってください(*´∇`*) (2020年2月16日 21時) (レス) id: f5daa61569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てぃな | 作成日時:2019年5月24日 16時