それで良いの？ ページ24
日向くんと影山くんが準備に向かった後、私はマネージャー2人の元へとダッシュした。
「遅れてすんません！」
谷「いっ、いえっ！そんな全然大丈夫だった、で、あります！」
「仁花ちゃん、ガチガチしなくていいよ？なかなか慣れないねぇ……」
緊張で語彙力の吹っ飛んでしまった仁花ちゃんを、軽くなだめる。
清「岸廻ちゃんこそ大丈夫？半年分、午前だけで勉強してきたんでしょ？」
「はい！全部覚えましたし、予定よりも30分早く終わったんでバッチリです！」
谷「は、半年分を午前で……！？」
清「相変わらず凄いね……」
「いやいや普通ですよ普通」
何で褒められたのかよく分からなかったが、褒められて悪い気はしない。
「それより、大丈夫でした？
あの2人いない間に、烏野って平凡だなぁ、とか言われませんでした？」
私が聞くと、それに仁花ちゃんがビクッと反応した。
谷「い、言われました！私、すっごい悔しくてもう……！」
清「仁花ちゃん、凄い悔しそうな顔してたもんね」
谷「すっ、すすす凄い顔……！？」
そんなに酷い顔をしていたのかと、自分の顔をペチペチ触る仁花ちゃん。
「仁花ちゃん、今確認しても遅いんじゃ……あと、触っても表情分からんぞ？」
でも、これでハッキリした。
最初、烏野と扇西の試合を見たときに思った違和感。
私が聞いていた烏野は、もっと常識を超えた破天荒って感じのイメージだった。
今の、極力ミスの少ないプレー。
今の烏野は、「挑戦」より「現状維持」に走ってる……？
それじゃ、限界が見えてるんじゃ……
烏「岸廻！」
1人脳内で悶々と考えていると、烏養コーチに呼ばれたため、急いでベンチに向かう。
「コーチ！遅れましたすんません！」
烏「いや、むしろ午前中で済んで良かった。
日向と影山は大丈夫そうか？」
「はい、コンディションもバッチリです！補習が頭に入ってるかは知りませんけど」
烏「そ、そこは……まあ置いておこう、今はな今は！」
焦るコーチに、凄まじい威圧をかける武ちゃん先生。
怖い怖い怖い怖っ
ヤバい雰囲気を出していた先生に気をとられていると……
目の前に、ボール。
……あれ？
前にもこんなことあった気がするんですけど。
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奏音 - え……！めっちゃ主様の絵柄好きです！！私で良ければですが、夢主ちゃんの絵描いて見てもいいですか？ (2020年5月16日 21時) (
レス) id: ea3d173ac1 (このIDを非表示/違反報告)
むうまう - 面白かったです！！主人公ちゃんの性格めっちゃすこ更新頑張ってください(*´∇｀*) (2020年2月16日 21時) (レス) id: f5daa61569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぃな | 作成日時：2019年5月24日 16時
