完璧なモブを目指して今日も頑張れ。私【ブルーロック】

番外編 巨大ミッフィー ページ47

なぜ私は誠志郎をおんぶしているのだろうか


さて、時は遡り5分前(そんなに遡ってないですね)






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玲王｢わりぃ！今日個別トレーニングだから一日凪のこと頼む！｣

｢え、私他の人のサポートしなきゃなんですけど｣

玲王｢いや！基本的には飯食わしたりするだけで大丈夫！｣

｢え、その間誠士郎何してんの？｣

玲王｢ゲーム！｣

｢バカタレ。ちゃんと練習はさせるから｣

玲王｢じゃあよろしくなー！｣



と手を振られ誠士郎をおんぶして……というのがついさっきの出来事。


｢……意外と持てるもんだね｣


誠士郎｢力持ち〜｣






こいつに恥じらいというものはないのだろうか


私は今切実に疑問なのだ


自分よりも小さいか弱い"か弱い"女の子におんぶされているのだ



誠士郎｢恥じらいとかはないよ｣


｢そっか...うん……練習……行こうか……｣


もう諦めちゃった私(早い)





絵心ちゃんどうにかしてくれないかな……

絵心ちゃん……


ﾊｯｯｯｯｯｯ！！！


インカムに速攻指を当て


｢Hey絵心ちゃん。私の背中のカタツムリで言う殻の部分に値する人間をどうにかしたいのだけど｣

絵心｢……頑張れ｣


｢は？少しはいたわれよ｣


もー怒った

激おこプンプン丸ですAちゃん


｢……とりあえず練習行こっか...｣


誠士郎｢めんどくさーい｣

｢うるせぇカタツムリの殻が！！！人間様に反抗するな！！！｣


誠士郎｢え、急にキャラ変わるじゃん｣




いいさ！なんでもしてやるよ！！！！この際だから



誠士郎｢え、ちょっと待って何この体制｣



｢え？











クラウチングスタートですけど？



捕まってないと振り落とされるから気をつけて｣




よーーーい……どんっ！！！


誠士郎｢え、ちょ、まっって｣




ただひたすらに走る私の背中に必死にしがみつく誠士郎

はたから見たら何してんだこいつらって感じだよね。HAHAHA








走って三分ほどようやく止まりましたAちゃん



誠士郎｢練習するより...なんか...ｯ疲れるんだけど……｣

｢おつかれ。いいパワートレーニングだ｣


雪宮｢あれ、Aちゃん随分大きい人背負ってるね｣


雪宮剣優_通称ユッキー モデルとしても活動している彼はマジで顔面国宝だと思う
でもどこか食えないところがある。なんか掴みにくい感じ


｢やっほー。いる？この巨大ミッフィー｣

雪宮｢あはは

さすがにいらないかな｣



とか言いつつ私の手を握らないの

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