五十五の夢【野上良太郎】 ページ9
野上良太郎視点
会議のあった次の日、Aちゃんの事をつい姉さんに話してしまい…
｢まぁ、Aちゃん一人暮らしだし…大変だと思うわ…そうだ！良ちゃんたちでお見舞いに行ってきたら？私の料理持って｣
と、いい思い付きをしたと言わんばかりの顔でそういう姉さんに何も言えず、モモタロスとキンタロス、リュウタロスと一緒に行くことになる。
モモタロスは姉さんに言われて、キンタロスは最近 車の免許を取ったからと僕たちの送迎ついでに、リュウタロスは自分から行きたい！と珍しくいったため。
ウラタロスは仕事があって来れないけど…多分、大丈夫だよね。
姉さんに教えてもらった住所へ行くと、ちょうど玄関先で話しているAちゃんと少し体格のいい女性？を見つけ2人が話し終わったタイミングで声を掛ける。
｢Aちゃん！足、大丈夫…？｣
『良ちゃん！それに、桃ちゃんと龍ちゃん…どうしたの？』
キンタロスとはまだ話したことがなかった為、誰だろうと考えている様だがお見舞いに姉さんからの贈り物を届けに来たと話すと、中へと通される。
｢わぁ〜Aのお家広いね！｣
『ここのアパート、１階2階付きの部屋が四つっていう特殊な形だからね。1番右端には4人家族がすんでるけど、私の両隣は去年引っ越して空いたままなんだ』
いつの間に懐いたのかリュウタロスがAちゃんを支えながら、話しているのを聞いていると兄弟にも見えてくる。
『ちょっとまってて、お茶入れてくるから』
通されたリビングでカウンターキッチンに入ったAちゃんを目で追っていると、キンタロスに耳打ちされる。
｢なぁ、良太郎。なんか寂しく見えへんか？物も少ないし｣
確かに、生活感に溢れているかと聞かれたらYESとは言えない。物も少ないし…少し寂しい感じがする。
(そう言えば、水族館でも寂しいって言ってたよね…)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月巳椿(プロフ) - みーさん» コメありがとうございます！ストーリー構成が落ち着いたらまた更新していきます！ (2022年4月8日 17時) (
レス) id: 28d5cf5fad (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 仮面ライダーが大好きなので、更新、まってます！ (2022年4月8日 14時) (レス) @page22 id: 98e8827874 (このIDを非表示/違反報告)
月巳椿(プロフ) - 咲崎サエさん» ありがとうございます！これからも適度に休息を入れながらコツコツ書き上げていくので、よろしくお願いします！ (2021年8月23日 22時) (レス) id: 28d5cf5fad (このIDを非表示/違反報告)
咲崎サエ(プロフ) - こっそりと楽しく読んでます、更新いつも楽しみにまってます。（でも頑張り過ぎて体調壊さないで適度に休んでください…） (2021年8月23日 2時) (レス) id: f31f956497 (このIDを非表示/違反報告)
月巳椿(プロフ) - にぃさん» ありがとうございます！！頑張って完結まで書き上げます！ (2021年7月27日 0時) (レス) id: 28d5cf5fad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
