男前美女と最強の男の夫婦生活【ONEPIECE (ページ21)

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じゅうきゅうわページ21

「クレイア！大丈夫か？！」

「大丈夫、生きてあす。生きてりゃなんとかなりあす」

「…いや、お前絶対大丈夫じゃないだろ」

「…そう思われるならとりあえず医務官を呼んでもらうか医務室に連れて行って貰えると有難いですぜクラッカーボーイ…」

「いいけどそのボーイってのやめろ！」

「今無理やりテンション上げないと意識飛びそうなんですさ許してクラッカー少年」

「さ、さらっとお前…」

軽く引きつつも、クレイアの全体を見た結果前に抱えたクラッカー。

「…おんぶとか俵担ぎでよきですよ？」

「お前、腕やってるし、足もやってるからこれが1番負担かからねーの！怪我人は黙ってろ！」

「クラッカー少年…君、将来きっとモテモテになりますぜぇ。気遣いのできる青年は女子的ポイント高いですからなぁ」

言動は確かに普段と変わらないのんびりした雰囲気があった。
しかし、先程意識飛びそうと言った通り、口調には苦痛が滲んでいるし、血もまだ止まっていない。

「揺れるけど我慢しろよ、クレイア…の姉貴」

「ヤダ初めてお姉ちゃん言ってくれた嬉しい」

「その方が言うこと聞くだろ！」

「ｲﾔﾝバレてる…」

クラッカーはとりあえず、本気で弱っているクレイアに話しかけ続けながら、医務室へと全速力で走っていくのでした。