私とアイドル。7【ツキウタ。】

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「ーーー…一旦寮に戻ろう」







帰って来てるかもしれないと寮に戻れば春さんが和かに出迎えてくれたがその表情も険しいものに変わる。





「葵くん…そんなに青い顔をしてるけど、何かあったの？」




「春さん！A、！帰ってきてませんか？」






不安が押し寄せてきて早口になりながら春さんに問い詰める。







お願いだから、帰って来てるって、そう言って欲しいと無意識に体に力が入る。…でも、





「Aちゃん寮に来てたの？…俺が帰って来てからは見てないよ」







俺の一番聞きたかった言葉は返ってこず、余計に不安を煽るだけだった。





「また…何かに巻き込まれてたら…」





俺の所為だ。



今迄は運が良かった。
携帯と言う連絡方法があったからなんとか居場所を特定することが出来たから。


…でも今はその連絡手段も此処にある。






「…Aちゃんの身に何かあったんだね」





春さんはそんな俺を見て瞬時に状況を把握し、俺を奮い立たせた。







「後悔する前にやる事があるでしょう、さ、新と始にも連絡したからまずは周囲の目撃情報から探るよ」





そう言って俺の肩に手を置く。





そうだ、こんな事してる場合じゃない。






「、春さんありがとうございます！」









新は寮に居た為、直ぐに出て来てくれて



「我が幼馴染兼(姉貴の)義理の妹の為なら仕方あるまい」




と言って




帰宅途中だった始さんは



「帰り道に探してみる」




との事。






そして俺と春さんは手分けして周囲の人にAの特徴を言って聞いて周った。






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3→←【リクエスト。】みのる様。

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