私とアイドル。7【ツキウタ。】

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あれから、始さんによるアイアンクローが隼さんに炸裂し(喜んでいた。)、恋くんを介抱していれば回復したらしいのでこれまでの経緯を聞くことに。








「気付いたらここにいてな。近くに恋も居たから周りを探索していたら狼煙が見えて此処に来たという感じだな」



「俺は必死に始さんのハイペース探索にお供してました」





お疲れ恋くん。





恋くんを労った所で私達も此処までの事を説明し、この無人島を出るには全員集めなければならない事を伝える。






「じゃあ、あと揃ってないのは駆と葵さんと春さんですか？」



「だね。新、春さん達は見なかった？」



「うーん…あの範囲では特に…」



「郁は？」



「俺も見なかった。」



「始と恋はどうだ？」



「…そう言えば、話し声は聞こえた気がしたな。」





「！、それって何処ですか！？」




「この森の中だな。俺たちは此処の反対側に居たからな。全員此処に居るものだと思っていたが…」




「なるほどな…とにかく其処行くか！始、案内してくれ！」




話を聞いたあと、始さんの案内の元、話し声が聞こえたと言う場所へ向かう。
暫く歩いていれば聞き慣れた人の声。




「葵さん、春さん！このきのこは如何ですか！？」



「いやいやいや待って駆！？それすっごく毒々しい模様だからね！？絶対に食べちゃいけない奴だと思うな！？」



「葵くんの言う通りだよ駆。それは如何見ても食べたら何か症状が起こりうるきのこだからね？」








……うん。いつも通りだね。




「駆さん…」



「元気そう。」



「ったく…拾い食いはあれ程するなって…」



「まあまあ、食べる前みたいだし良かったじゃないか！」




「案外近くにいたんだな」


「そんなにこの島広くないからな」





そんな事を話していればあっちも私達に気付いたらしく、向かってきた。





「あれ！皆揃ってたんだ！」



「やっぱり皆さんもこの島に居たんですね！あ、恋！このきのこ美味しそうじゃない？」


「いやいや駆さん！？それも結構毒々しい色してるよ！？」


「それテングダケだな」





賑やかな方を夜と見つかって良かったねーと言いながら見ていれば葵がこっちに走ってくる。




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