十五話 ページ15
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テストの結果は、俺は学年で第二位。ちなみに一位はラギーくん。なにやら、めちゃくちゃに特訓したのだそうで。
テストの合格範囲を俺とチームだった三人は全員超えていた。
ふー、よかったぁ……
アズールさんにめちゃくちゃにお礼を言われた。
そんなこんなで、俺は図書室。
パーティの準備は大方終わらせてきた。ケイト先輩のバラ塗りを手伝ってもよかったのだが、せっかく暇なのだから図書室で勉強でもしようと思ったわけだ。
図書室に来て、読みたい本を探す。
一冊の冒険小説を抜き取り、壁に背を預けて読み始める。
主人公がドラゴンを仲間にし、いよいよ悪役と戦い始めたところを読んでいく。次のページを捲ろうとすれば、
ドンッ
『…えっ…？』
俺の顔に影がかかった。
見上げると、オッドアイと視線が絡んだ。
つり目で、ターコイズブルーの髪のこの人は、
『ジェイド……』
ジェイドだ。
ジェイド「体力育成の時間、ずいぶんとアズールと距離が近かったようですが…」
あれは何を？
そう聞いてくるジェイド。俺は、素直に答える。
『えっと……アズールさんが、飛行術が苦手だって言うから、一緒に飛んであげようと思って…』
ジェイド「そう、ですか……」
ジェイドは、この所詮壁ドン状態から退こうとしない。
怖いわけではないが、恥ずかしい。
『ジェイド……あの……』
離れて、と言う前に、ジェイドは俺から本を取り上げた。
その本を、近くの机に置くと、俺を抱き締める。
『あ、え、ちょっ……はっ！？』
ジェイド「ふふっ、真っ赤ですよ？」
あなたのせいでね！！！
『あの、そのマジで……はずかしっ…』
抱きしめたまま、すぐ近くの椅子に座った。
そして、俺の耳の近くに頭を置いて俺の反応をみて遊び始めた。
ーーー
続く
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ナオ - え、待って、尊い。ありがとうございました！めちゃめちゃよかったです！ラギーくん、可愛い！そして、我氏、男主くん推しになりそう…これからも更新楽しみにしております故、頑張ってください！ (2021年5月15日 0時) (
レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - え、オバブロ？男主くんオバブロしちゃう？ 一気読みして、なんだこの神作は…！と思いました！できればラギーくんとの絡みがみたい……これからも頑張ってください！ (2021年5月10日 15時) (レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
水の飴 - とんでもない神作に出会ってしまった、、、 (2021年5月9日 5時) (レス) id: 4e0d7a65ba (このIDを非表示/違反報告)
むしば(プロフ) - 続きめちゃくちゃ気になります！！頑張ってください(*´∀`)♪ (2021年5月4日 1時) (レス) id: a099461a17 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年5月2日 21時) (レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
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