ツイステ詰め込み短編集(腐の沼) (ページ6)

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君はいつもそうやって僕を揶揄う(フロリド)(純) ページ6

⚠注意⚠
※雑ウギ有り(ウギィィィ！のこと)

リドルside

｢はぁ…｣

僕はリドル・ローズハート。皆知っている通り、ハーツラビュル寮寮長だよ。

なんでため息なんか付いているかって？

もちろんフロイドのせいだよ。君も見たことあるだろう？彼によく絡まれるもんだから疲労困憊だよ…。

おっと、またフロイドが来たみたいだね

フロ｢金魚ちゃ〜ん♪｣

リド｢フロイド、今度はなんだい？｣

フロ｢可愛い金魚ちゃんに会いに来たの♡｣

リド｢はぁ…。って降ろせ！｣

フロ｢えー、どーしよっかなぁー♪｣

リド｢話すだけなら持ち上げる必要ないだろう！｣

毎度毎度、僕が小さいことを馬鹿にして！

フロ｢わかったよー、降ろしてあげるー♪｣

リド｢はぁ、持ち上げるのはいい加減やめてくれ！｣

フロ｢えー？でも金魚ちゃん小さくて可愛いし？｣

リド｢僕は可愛くなんかないっ！｣

フロ｢可愛いよ？｣

リド｢ウギィィィ！｣

フロ｢あはっ、真っ赤になってやんのw｣

リド｢僕はもう行く！｣

フロ｢えー、まあいーや。またねー金魚ちゃーん♪｣

そして僕はカツカツと靴を鳴らしながら早歩きでその場を離れた。

はあ、これが毎日となると骨が折れるよ…。

ドタドタと足音が聞こえてくる。フロイドの走ってくる音だ。

リド｢フロイド…、次は一体何だと言うんだい？｣

フロ｢言い忘れてたんだけど、俺ね、最近ちょー楽しいんだ♪｣

リド｢はぁ…、僕を揶揄ってかい？｣

フロ｢えっとねー、金魚ちゃんが話してくれるおかげですっごい楽しいんだぁ！雑魚はみんな俺のこと怖がって逃げちゃうけど、金魚ちゃんは真っ直ぐ俺のこと見て話してくれるからさ♪

…って、金魚ちゃん？おーい｣

あれ、可笑しいな、顔が熱い…

フロ｢金魚ちゃん、もしかして体調悪いの？｣

リド｢いや、そんなことはないよ。気にしないでおくれ｣

フロ｢そーお？ならいいけど｣

君は無邪気に笑う。

ああ、どうしてこんなにも心が暖かいんだろう。少し照れくさいけれど、悪くない。

嫌とは思いつつも、どこか心が軽かったのは、彼の純粋な心に魅せられたからだろうか。

それはまだ分からないけれど、もう少しくらいかまってあげよう。

リド｢ふふっ｣

フロ｢金魚ちゃん、どしたの？急に笑って｣

リド｢なんでもないよ｣

フロ｢ほんとにぃ？まあいーや、そういう事にしてあげる♪｣

次の日の2人はふだんよりも楽しそうに見えた様で。

2人が付き合うのはまた少し先のお話。