64話 ページ15
あの絶対やりすぎている誕生日会から1日。
私はいつもより少し早く起きて朝食を食べていた。
今日から仕事があるのだ。
結局あの後、万次郎君から「給料無しで良いようにした」とボコボコの九井さんの隣で言われた。
…九井さん、ギリギリまで粘ったんだろうなぁ。
そして仕事内容も書類整理＆梵天幹部と万次郎君の心のケアをする、いわばカウンセリングのようなものになった。
それ以外は、実質今までと同じである。
でもまぁ、別に仕事内容は普通なら何でもいいと思ってたからそれは良いか。
…反社ってだけで普通じゃない気もしなくは無いけど。
「…お、」
『あ、鶴蝶さん！』
エレベーターの前へ行くとちょうど鶴蝶さんがいた。というより私が来るのを待っていたのだろう。
『すみません！まさか待たせているとは思わなくて…！』
「気にするな。……予定より早いな、今日からだからか」
『はい！ちょっと張り切っちゃいました』
「…そうか、頑張れよ」
エレベーターの扉が開くと鶴蝶さんが扉を抑えて待ってくれた。そのまま乗ると流れでボタンも彼が押す。
『あ、ありがとうございます！』
「ん」
若干の沈黙の後、ポーンという音とともに着いた階で降りて鶴蝶さんに見守られつつ廊下に出る。
その間に1つ、私は疑問に思ったことがあった。
『…あの、鶴蝶さん』
「なんだ」
『私が仕事をしている間はどうしているんですか？」
まさか私が3、4時間仕事してる時も待っているのだろうか。それか護衛だからずっと見張られる…とか？
「部屋の前で待っているつもりだったんだが…
気が散るか。俺はどっか行ってるよ」
『…っあ、す、すみません！』
私の考えが顔に出ていたのか、そういうと彼は手を振ってどこかへ行ってしまった。
も、申し訳ないことをしてしまっただろうか…。
でも正直、ずっと見られてると思うと緊張して仕方がないと思っていたのでありがたい申し出だった。
…うん、気を取り直して仕事頑張ろう！
仕事が捗るなら鶴蝶さんもそれに越したことはないはずだ！
そう意気込んでドアを開ける。
するとそこには＿＿＿
床に倒れ、青白い顔をした九井さんの姿があった。
・
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まつゆ - カビキラー@otakuさん» すごく面白いです！春千夜と先に出会って夢主への反応すごくよかったです！！それから皆との絡み素敵です。夢主が愛されまくるの大好きです！もっと皆とイチャ絡んでほしいです！！更新応援してます！ (2023年1月27日 21時) (
レス) @page30 id: 20512135de (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高です文才天才すぎです、、とても好きです、、更新してもらえると嬉しいです！！完結までついていかせてください！！ (2023年1月27日 6時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
カビキラー@otaku(プロフ) - 白河青蓮さん» んんん青蓮ちゃん全部読んだのね？！お恥ずかしや…でもありがとー！ココは本当に推し活してるオタクですw (2022年7月31日 15時) (レス) id: edf3a1c316 (このIDを非表示/違反報告)
白河青蓮(プロフ) - ( ´ཫ` )ｸﾞﾊｧ。個人的にココがとても可愛い…ただのオタクは草。 (2022年7月31日 15時) (レス) @page19 id: 4fa5549a06 (このIDを非表示/違反報告)
カビキラー@otaku(プロフ) - 華月さん» コメントありがとうございます！褒めちぎって下さってとても嬉しいです！続き書きました！今後もめちゃくちゃ不定期ですか、更新する予定なので見て下さると嬉しいです！ (2022年7月28日 6時) (レス) @page17 id: edf3a1c316 (このIDを非表示/違反報告)
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