物語と太宰の仕掛け ページ48
それから、1週間以上が経った。
物語も終盤に近づいていた。
太「行くな!織田作!」
織「………」
織田作は何も答えず進んでしまった。
太宰は悔しそうな顔で後ろ姿を見ていた。
そして、今日の夕方。
織田作之助はアンドレ・ジイドと共に命を絶った。
…………
……
…
執事「お嬢様?」
一方、執事はポートマフィアの寝室の前に立っていた。
あれから1週間は経っていた。でも出てこない。
ノックをしても出てこない。
執事「………お嬢様ー!」
返信は無かった。
執事は不思議に思い、ドアを開けた。
でも、そこには誰も居なかった。
執事「……お嬢様?」
執事は中に入り、周りを見渡した。
執事「居ない……では、一体何処に…」
執事はうーんと考えたが、何も思いつかなかった。
執事「……お嬢様の異能力は、唯の回復……
お嬢様はなんの為に………」
執事はそう考えていた。
執事「…2週間以上出てこなければ、皆様に報告しましょうか…」
…………
……
…
結局、2週間たっても出てこない。
執事「という事で、太宰様。中原様何か知りませんでしょうか」
2人に話していた。
勿論2人は((何故私に/俺に))と考えていた。
中「そう言えば見てなかったなぁ……俺はなんもしてねぇし、話してねぇよ」
太「私もだよ…その部屋。ベットとライトしか無かった部屋だよね?」
執事「はい……特にする事も無いはずなのですが……お嬢様が消えてしまって…」
執事はガーンとしていた。
中原は少し気の毒に思ったのか、「探しといてやるよ」と言っていた。
執事「ありがとうございます」
執事は丁寧に頭を下げていた。
太「……執事君…ちょっと良いかい?」
執事「はい?」
太宰は執事を呼んで中原と別れた。
…………
……
…
太「……君、私と一緒にポートマフィアを抜けないかい?」
太宰はそう言った。
執事は目を開けていた。
太「お嬢様…Aは消えたわけじゃないと思う。隠れているだけ。もしかしたらポートマフィアを抜けたのかも知れないよ?」
執事「………」
太「確証とは言えないけどね。彼女は強いから。そんな事も入れても変では無いよ。」
太宰はニコッと笑った。
太「ね!____君」
執事「なっ!!何故その名を」
太「不思議に思ったのだよ。Aがずっと執事と呼ぶからね。
君が望んでいるものは、此処では手に入らないかもよ?
まぁ、Aとは少し離れるだけさ。
どうする?」
太宰はニヤリと笑って誘った
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作者名:しぐまざん(シグマ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2020年6月26日 1時