【文スト】転生したらポートマフィアを滅ぼそうとしてやられる悪女になってた件について議論したい【転生】【作者馬鹿】 (ページ43)

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直球と妹ページ43

私は2人のコートを返しながら答えた。

織「聞くが……俺たちは死んだんだよな？」
『おぉ…直球だな…』

ジッドと織田作はコートを返すと、付けていた。

『勿論、君達は死んだよ』
「「っ！！」」

2人は固まった。
多分、心臓が止まる程衝撃だろう。
でも、心臓は動く。

ジ「じゃぁ、何故、生きている」
『"まだ"死んでいるよ』
ジ「！？」

私はサッと立った。
そして床に落ちている花弁を私は手に取った。

『まだ、生きていない。
君達の今の状態は落ちている桜の花弁。木からは離れているけど原型は残っている……そんな感じ』

私は手に取った花弁をフぅー…と息をふきかけた。花弁は中を舞い、床に落ちてしまった。

織田作の頭には？だったが、ジイドは分かった。

ジ「それをどうやって、木に戻す」
『くっ付ける…無理やりね』

私はジイドの方を見た。
ジイドはそんな事出来るのか、と言わんばかりの疑いの目を見てきた。

『貴方達を今の状態にしたのは私。可能よ』
ジ「大した自信だな」
『自信なんてない…でもこっちの方がみんな安心するでしょ？』

私はそう言って、本の所に行った。
そして手を伸ばし触った。

『君達にはこれから3日間…寝てもらう』
「「……？」」
『寝ている間に私は君達の花を探してくっ付けるから』

私はそう言って本を開けた。
そしてペラペラと捲り、文字が書いていないページを開けていた。

するとその本からまた光が現れた。
本は私と織田作、ジイドを飲み込んだ。

織「これはっ……」
『大丈夫……次起きたら、生きてるようになるから』

そして、光は収まり、パタッと落ちた。
本は砂のように、風に乗り消えて行った。

…………
……
…

そして、着いたのはさっきの部屋。
さっきの部屋では山桜桃が寝ていた。

私は山桜桃を起こした。

『山桜桃！起きなさい！』
〖んっ……んぅ……お、神様？〗

山桜桃は目を開けると、私に抱きついてきた。
私は優しく受け止め、固まっている2人の方を向いた。

織「誰だ？」
『妹』

私はギューっと山桜桃に抱きついた。
山桜桃はﾊﾟｧｧｧと明るくなった。

〖お神姉様！〗
『うふふふ…』