介護と質問 ページ42
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ある男性2人が目を覚ました。
目を開け、体を起こすと2人は驚いた目で見つめあっていた。
「アンドレ・ジッド…」
「サクノスケ…」
そしてお互い体を見ていた。
心臓の傷は…無い。
綺麗さっぱり消えていた。
そして2人は倒れた(と思われる)女性を見つけた。
2人とも見たことがない人物。
銃弾は使い切ったので何も出来ないが、2人は見つめた。
何故か意思疎通し、首を横に振っていた。
「……知らないとは…何処から紛れ込んだのか…」
「何故、小娘が居る……此処で死んだはず…」
ある片方の男は女性の手から血が出ている事に気づき対処した。
「なにし_……?
怪我しているのか?」
もう1人の男が覗くようにして見ていた。
対処している男は落ち着いた声で言った。
「嗚呼…酷い怪我だ。介護しようと思う」
「………ふっ」
男は服を破り、手に包帯代わりとして巻いた。
グルグルと出血を止めるようにきつく巻いた。
「これで大丈夫だ」
「そうか…優しいんだな。サクノスケは」
「そうか?」
「嗚呼…見知らぬ人を助けるなど普通は出来ない」
2人は少し話した。
でも2人は今の状況が理解出来ない為、少女が起きるまで静かにして待っていた。
…………
……
…
そして1時間後…
『んっ……』
ゆっくり目を開けた。
夕日が落ちかけ、暗めな赤色が私達を照らした。
『……あ、2人とも起きたんだね、良かった』
私は起きた2人を見て、ホッとした。
手にはキツく布が巻いてあったのがわかった。
明るいコート……織田作のがわかった。
あと、掛け布団として織田作のコート。
枕としてジッドのコートが畳んで置いてあった。
(頭が痛くなかった理由はこれか…助かった。
ここ地べただから、寝転がったら痛いんだよなぁ……)
すると織田作が近づいてきた。
織田作は不思議な顔をして私を見ていた。
「…少し聞きたいことがあるんだけどいいか?」
『ええ、いいよ。何でも聞いて』
私は笑って言った。
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作者名:しぐまざん(シグマ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2020年6月26日 1時