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私より馬鹿 ページ5

私はその場で簡単な作戦を考えた。
それはまず、此処のお父様を死なせないことだ。
こんな馬鹿な作戦を考えのはお父様だ。

___そして何故か私も乗っていたみたい。


『執事!お父様は今どこ?』
「は、はい。えっと……社長室で監視カメラを見ている様です」

執事は両目を抑えて見ていた。
執事の異能力だ。使い終わると私の方を見た。


『っ…あそこは死ぬ場所っそんなに進んだの!?』


(あそこはお父様の墓!)


私はクルッと向きを変えて走り出そうと足を踏み入れた。


『行くよっ!そこに向かう』
「それはダメです!」


私は歩き出すと首根っこを持たれた。
しかしタイミング悪く、ガン!と床に頭を打った。


(いっっったァ!?糞執事ぃぃぃ!!)


私は起き上がり目に涙を浮かべ執事を睨んだ。
声に出したい位だが、此処で声を出すと死ぬ事くらい私は分かる


「す、すみません…でも行かす訳には行きません!」


執事は何としても行かせまいとした。
嫌な未来がジワジワと浮かんできてしまう。


(くそっ、これじゃ私が死んでしまうっ)


『Why?』
It has been stopped by my father(お父様から止められております)


執事の英語の発音が良く私はびっくりした。
いや、そんな事はどうでもいい!


『理由は?』
「危ないから、と。お父様のお気遣いの元です」


執事は私を行かせないだろう。
小説の執事は頑固と書いてあった。何を言っても無駄だろう。


(思ったより、近くに壁(執事)があるなぁ…。では、ほかに変える所__太宰治に気をつける!)


私の死因を考えると太宰治の異能力を知らなかったからだ。無効化…思ったより強いのだ。


(無効化ねぇ。不便ちゃぁ不便なんやろなぁ…知らんけど)


その前に私は中原中也と1戦戦う事になる。
前世の体は鍛えていないが此方の体は鍛えてある。

執事が守ってくれて、異能を使って私は逃げる。
でも、その後太宰に殺られると言う死に方。


(何故、こんなにもめんどくさい所に転生したのか……)


確か執事が死ぬのは…ここに隠れている時。


『?』


__あ、やばい。此処から逃げなきゃ!

私達の庭→←転生


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設定タグ:文スト , 転生 , 黒の時代   
作品ジャンル:ギャグ
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作者名:しぐまざん(シグマ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//  
作成日時:2020年6月26日 1時

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