喧嘩と新たな声 ページ19
そんなやり取りをしていると、がチャとドアが開いた。
太「……何してるの」
そこには太宰が顔を出していた。
太宰は顔を歪めていた。中也とあって嫌なのだろう。
『太宰ぃ!中也がいじめてくる!』
中「手前がじっとしねぇからだろ!動くな!」
中也は私の腕を掴み消毒液を塗ってきた。
私は2ヶ所怪我していたのだ。
(中也があの時紙取ったから……)
チョンチョンと綿が皮膚に当たった。
そこからビリッと電流が流れたみたいに痛さが流れた。
『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』
私は綺麗な悲鳴をあげた。
そして目に涙を浮かべて痛みに耐えた。
太「………」
中「ほら、出来たから泣くな」
『うぅ……中也の糞!阿呆!馬鹿!死ね!』
中也は優しく言ったが私にはストレスだ。
こんな事するくらいなら絆創膏なんていらない
私は中也に向かって暴言を吐きまくった。
『低身長の帽子が!』
中「あ"?」
『低身長!チビ!』
中「手前ぇ!!!死にてぇのか!次言ったらコロ__『阿呆チビ!』…………コロス((圧」
中也はゴゴゴゴと怒った。
私だって怒ってる。
そして私に触れようとしたが私はその場から離れ太宰の後ろに隠れた。
『阿呆!私嫌って言ったじゃん!』
中「出てこい!そっちは水で洗って無かっただろ!」
『知らないもん!傷なんて舐めときゃ治るじゃん!』
私と中也が睨み合っていると真ん中に居る太宰がため息をついた。
太「あのさ……私を挟まないでくれる?」
『無理』中「ならAを出せ」
私は太宰のコートにくっつき中也はムカムカしていた。
太「…………」
太宰は私と中也を見ていた。
『嫌!太宰と離れたら殺してくるもん!離れない!』
中「殺さねぇから出てこい!そいつにくっつくな!」
『嫌!太宰別に悪い奴じゃないもん!中也よりはマシ』
中「うっ……太宰はやめろ!せめて執事だ」
『居ないもん!』
駄々をこねる私と何故か太宰だけには抱きつくのをやめて欲しい中也だった。
太「…………面倒くさ…私を離さないで欲しいんだけど……」
太宰はボソッと言った。
するとドアの奥から女の人の声が聞こえた。
「太宰!まだ?」
『?…(聞いた事ないこえ…)』
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作者名:しぐまざん(シグマ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2020年6月26日 1時