脅しの脅威 ページ12
(見てけど…きっとしたはずだ!)
「あーあ、私が言った通りじゃないか」
すると傍で太宰と中也は口喧嘩を初めてしまった。
だんだん騒がしくなってきた中、私は執事に甘えた始めた。
(執事の撫で方、好きたんだよなぁ…)
元々、この体の持ち主が執事のことが好きだったんだろう。
頭をポンポンとされる安心感は1番だ。
『んー、執事』
「はい」
執事は小さい時からのお世話係だ。
記憶には無いが、体が覚えている。
口元を緩める中、喧嘩を止めて居た森さんの瞳が丁度此方を向いていた。
「2人は随分と仲が良いのだね」
『付き合い長いですから』
私たちの関係を彼は興味深そうに見つめていた。
すると、何を思ったのか変なことを口にした
「いいだろう。君達をポートマフィアとして迎え入れよう」
『「「「!?」」」』
そんな、急な発言に私は目を丸くした。
聞こえていたのか、中原と太宰の喧嘩も止まった。
『待て待て!私は入りたいなど1度も言ってません!
実はこの人に脅されています!』
そう言って中原の方に指を指した。
だが、彼はいいチャンスだとニヤニヤと悪笑をしながら近づいてきた。
「それが条件だろォ?」
『き、記憶にございません』
私が丁寧に言っていると執事が口を開いた。
「いや、聞いていましたけど…言っていまし_『ンダァァァァ!!!!』」
私は無理やり口を塞いだ。
_よ、余計なことを言うんじゃない!
急な口止めに執事は驚いていたが、呆れたようにため息をついていた。
そして中原の方を向くと笑っていた。
「2:1だ。俺の勝ちだ。」
『ち、違う!執事!違うと言って!』
「すみません。違いません」
___執事は頑固な性格。
嘘もあまりつかないし、意見を簡単に変えてくれない。
『やだぁ!』
「諦めろ」
『絶対嫌!森さんからも何か言ってよ!』
パッと私はポートマフィアの首領を見た。
しかし周りは目を丸くして、此方を見ていた。
「何故、私の名を知っているのだい?」
ありゃ、まだ誰も言ってなかったか?
__流石にこれは言い逃れできない
ふと、私は目線に太宰が入った。
『太宰が言った』
「私、言ってないのだけれど…」
(う、うーん…)
ふと、隣にいる執事を見た。
__執事が全て覚えてるはずだ。
「お嬢様、彼は言っていません」
『……うそぉ…』
私はまた視線をポートマフィアの方を見るとポーチの首領_森鴎外はニコニコと笑っていた。
「うん。ポートマフィア決定だ」
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作者名:しぐまざん(シグマ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2020年6月26日 1時