【黒子のバスケ】海常日記 二冊目【男主】

弐伍頁 ページ6

黄瀬「ちわース」

三宮「こんにちわ」


体育館に入り、いつも通り挨拶をする。

いつもと違うのは、隣に宮っちがいる事。



その宮っちは、ﾍﾟｺﾘと丁寧にお辞儀をした。



笠松「おせぇぞ、黄瀬ぇ！


……って、ソイツは？見学者か？」

黄瀬「そッス。」

三宮「１年の三宮久太郎です。

……宜しくお願いします…？」


え、疑問系？


笠松「俺は３年の笠松幸男だ。宜しく。

一応聞くが…バスケやった事あるか？」

三宮「……軽くなら…あります。」

笠松「そうか。

じゃあ 彼処で座って見ててくれ。後で行く。」


そう言って、笠松先輩は体育館の隅の方を指した。

三宮「ありがとうございます。」


宮っちはまたﾍﾟｺﾘとお辞儀をし、笠松先輩に言われた所に座った。



笠松「黄瀬！練習だ！！」

黄瀬「はいッス！」



宮っち、入る気になってくれるかな……。






広井「涼君？」


いきなり俺の前にﾋｮｲと現れた広井先輩は不思議そうな顔をしていた。


黄瀬「あ、広井先輩……」

広井「元気ないねー、どったのー？」


軽〜く聞いてくる先輩。
でも心配してくれてるのはわかる。自意識過剰とかじゃなくて。



黄瀬「いや…俺が連れてきた人いるじゃないスか。」

広井「三宮君ね。うんうん。」

黄瀬「入ってくれるかな〜って…」

広井「そんな事心配しても意味ないよ。

彼が入ってくれる事を願って、いつもの練習風景見せるんだ。




ほら、行くよ！充洋が待ってる。」

黄瀬「あ…はいッス！」


楽しそうに笑いながらｸﾞｲｸﾞｲ引っ張る先輩。

気付いたら先輩のペースに乗せられていた。



マイペースで子どもっぽいこの先輩は、
人を振り回したり、引っ張っていったりも出来るんだなと思った。









********オマケ*************

早川「新入部員！？」

中村「まさか黄瀬が連れてくるとは…」

森山「可愛いマネが欲しい。」←

中村「ちょっと黙って下さい。」

小堀「マネは笠松の女性恐怖症をどうにかしない限り無理だな〜。」

中村「諦めて下さい。」ﾆｺｯ

森山「orz」

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