レオナ寮長の知人【ツイステ】 (ページ9)

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「赤、赤……それっ！ぐわー！青になった！」

「色よ変われ～～～～～っ！それっ！ギャー！バラが燃えちまったんだゾ！」

まったくみんな、全然できてないなぁ。

私がお手本を見してあげよう！

『そ～れっ！』

「「「「「！？」」」」」

『ふふ、赤になった！』

1人で満足していると……痛いぐらい視線が集まっているような。

『ん？』

「お前、凄いんだゾ」

『ふふ、ありがとうグリム』

「さっすが美少年A！顔だけじゃなくて魔法も使えちゃうなんて1年生なのに凄い凄い！」

『ありがとうございます、ケイトさん』

「そのケイトさんって呼び方変えない？けーくん♡って呼んでよ」

『け、けーくん♡ですか……流石に先輩にその呼び方は………ケイト先輩じゃダメですか？』

「しょうがないなぁ、いいよ」

『ケイト先輩！
なんか今なら上手くできそうなので、みんなの分もやっておきましょうか？』

「いいの？助かるー」

ん？そう言えば、

なんで私、魔法が上手く使えるって分かってたみたいに言えたんだろう……

っあ、そっか。

クロウリーさんがくれたこのペンが凄いってなんとなく気付いてたからかな？

自分で悩んで自分で解決しちゃった…………。

その頃、エーデュースは、

「なぁ、エース。やっぱりAって上手く魔法使えすぎだよな」

「それ、オレも思った。なーんか変だなって思ってたんだよ、ほんとあいつ1年か？」

「……とは思えないぐらいだ」

そんな話をしていた。

このときの私はそんなこと知る由もなかった。