レオナ寮長の知人【ツイステ】 (ページ11)

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遅刻禁止ページ11

◇

『なんだったんだろ今のは……』

悪い顔をしたケイト先輩は何度倒しても湧いてきた。

とにかく不思議だった。

「幻覚魔法かなにかか？」

ぼそっと呟くデュース。

そのことに私は静かに頷いてた。

「それより、タルトがないなら門前払いなんだろ？オレら最初から手ぶらじゃん」

『……確かに』

「ちゃっかりしてるんだゾ」

ケイト先輩のことはこれから警戒しておこ……

「じゃあ、お詫びのタルトを用意して出直しだな。放課後にでも……ハッ！！！！やばい！！！！」

『ん？どうしたのデュース』

「まずい、もう予鈴の時間過ぎてる！遅刻するぞ！」

『えっ？嘘でしょ？』

「ふな゛っ！オレ様の輝かしいスクールライフ1日目にミソがついちまう！オマエたち、教室に急ぐんだゾ！」

やることはあるし、時間はやばいしってこれからの学校生活大丈夫なのかな？

不安だらけだけどまずは目の前のことを！

みんなのクラスを確認した後、教室へ急いだ。

その途中、エースがぽろっと「結局魔法使えないままだけど、大丈夫なんかな………」って言ってた。

だから、

『お兄ちゃんを怒らす真似をするからだよ。これからはお兄ちゃんの代わりに私がちゃんと見張っててあげる』

って言ってやった。

どうだエースよ。

ドヤ顔しながら見ると…

「お、お前だけには言われたくねえ」

ってキレられながら怒られた。

はは、(面白いな)可愛いな。