ヌナを見た日ーシウミンー ページ49
番外編8ーシウミンー
ヌナと会ったのは雪がまだ降っていた頃だった。
ついにグループを一つ作るらしい、と社内で噂が回った。
一応デビューの可能性はある組に居たけども、
ダンスもルックスも歌も、自分に突出したものがなくて
オールマイティという面でも自分より上が居て
とにかく焦っていた。
とにかく不安に駆られていた。
夜中までの練習を終えて帰ろうと駅まで歩いていた時、
そんな時にヌナを見つけた。
暗い道端から女の鳴き声が聞こえて、びっくりして近くへ行くと
細い体でスーツを身に纏った女性が座り込んで泣いていた。
雪が降るソウルの夜、このまま見て見ぬフリは冷酷過ぎるだろう。
大丈夫ですか？と声をかけた俺に気付いて顔をあげた彼女を見た途端、息がとまる。
綺麗で美人だったのはもちろん、何か言葉に表し難い感情がこみ上げた。
酒に酔ってるみたいだ。
「私....またダメだった...頑張ってるのに」
急に喋り出す彼女。
虚ろな目で俺を見てるけれど、辛いんだろうなって凄く伝わってくる。
「負けたくないの、他の子にっ.....だけど上手く出来ないっ」
嗚咽を漏らしながら喋る彼女に、胸がギューーッと掴まれる。
なんだ、この気持ち？
「大丈夫です、きっと上手くいきますよ」
無意識だった。
それは本当は俺が言ってもらいたかった言葉だったのかもしれない。
彼女は何者なんだろうか。
泣き顔をクシャッと崩して笑った顔がこの場に似合わないくらい可愛くて。
そのまま俺の頬に手を伸ばしてきて、すこし身構える俺。
「ありがと......少年も、大丈夫。上手く行くよ」
なんで分かったんだよ。
誰にも話せなかった俺の悩み、胸の内を見透かされて欲しかった言葉を言ってもらえた俺は。
目頭がカーーッと熱くなって、柄にもなく泣きそうになる。
「ヌナ....家まで送ってくよ」
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SULLI*(プロフ) - ありがとうございます！めちゃ楽しかったです！この小説はウヒョンがかっこよすぎて、まさかのウヒョンに惚れました！！！やばいです！この小説のウヒョンみたいな人と結婚したいーーー笑笑笑 (2014年8月25日 13時) (
レス) id: bf9b7e8a71 (このIDを非表示/違反報告)
Who?(プロフ) - かのかさん» かのかさん、沢山コメントくださって本当に感謝しています！ありがとうございました(o^^o)！！ (2014年7月21日 21時) (レス) id: 2edffd0ba2 (このIDを非表示/違反報告)
Who?(プロフ) - さゆみさん» いつもコメントありがとうございました、励みになってました(o^^o)これからもどうぞよろしくお願いしますー！ (2014年7月21日 21時) (レス) id: 2edffd0ba2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - こうやって、であったのかぁ。いいなぁ。しうちゃんに拾ってもらいたいなぁ。完結かぁ…残念(T^T) (2014年7月20日 8時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみ(プロフ) - 完結してしまったのですね。しぅペンの私はこのお話大好きだったので、終わってしまうのが残念です！ Whoさんのお話が好きで他のお話しも読ませてもらってるので頑張ってくださいね！とくにセフナのお話にドキドキ(//∇//) (2014年7月19日 22時) (レス) id: 70dc341238 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Who?
| 作成日時：2014年5月30日 22時
