いつもと逆 ページ13
俯いて自嘲気味に呟くと、スマホの通知音が鳴った。
確認すると、Aからメッセージが来ている。
『先輩どこ』……？ なんだこれは。
オレを探してくれていたのかと思いきや、なんだか怒っているような文面に見えた。
とりあえず今いる階と近くにあった教室の情報を返信しておく。
しばらく待っていると、彼女が廊下に現れた。
急いで来たようで、若干息を切らしている。
「……おお、Aか。何の用だ？」
「何の用、じゃないでしょ。さっき私のこと呼んでましたよね」
「そ、そうだな！ 今日もお前への愛をアピールするため――」
「待ってください」
いつものように口説こうとしたところを遮られる。
いつになく真剣な表情でじっと見つめられて、思わずごくりと唾を飲み込んだ。
「今日は、私からお話させてください」
そう言うと、彼女は一歩こちらへ近づいてくる。
そして意を決したように顔を上げると、まっすぐこちらを見据えて言った。
「先輩と、お付き合いしたいです」
「……へ？」
あまりに突然のことで理解が追いつかず、間抜けな声を出してしまう。
Aは頬を赤く染めながらも、視線を逸らすことなくこちらを見ていた。
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あきいろ(プロフ) - 通りすがりの司推しの豆腐さん» ありがてえです！！！！！(^0^) 閲覧およびコメントありがとうございました！ (2022年9月3日 6時) (
レス) id: 1e0caf27cc (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの司推しの豆腐 - ( * ˘ཀ˘)てぇてぇ (2022年9月3日 0時) (レス) @page16 id: 5db5b5f2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきいろ | 作成日時：2022年6月29日 22時
