頭が追いつかない ページ2
「それで……お願いみたいなことが、あるんだけど」
「いや待て！！ それは違うぞ！！」
「は？ 何が違うわけ？」
何か言おうとした寧々の言葉を遮るようにして、思わず声を張り上げる。
「まず、お前は何を根拠に言っているのか分からないが、確かにオレはAのことは好ましいと思っているし、好きかどうかと言われたら好きな部類に入るだろう」
「ほらやっぱり」
「しかしだ！ それはあくまで人としてであって、決して男女の関係になりたいだとかそういった類のものではないッ！」
そこまでまくしたてると、寧々は大きくため息をつく。
「じゃあ、Aが別の人と付き合ったりしてもいいんだ？」
「……パートナーを選ぶ権利は彼女にある。それにスターたるもの、一人のファンだけを特別扱いするなんて許されないことだ」
「……そう」
また小さく溜息をついて、今度は大袈裟に肩を落とす。
それから顔を上げると、「まどろっこしい言い方はもう止めにする」と言って、まっすぐこちらを見た。
「Aに告白された」
「…………は？」
今度こそ本当に思考停止に陥る。
Aに告白された――ということは、Aが誰かを好きで、想いを伝えた相手がいるということだ。
そしてその“誰か”というのは、ここでは……
「お前が、されたのか……？」
「…………」
察しろということなのか、口を真一文字に引き結んで目線を合わせようとしない。……つまり、そういうことなのだ。
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あきいろ(プロフ) - 通りすがりの司推しの豆腐さん» ありがてえです！！！！！(^0^) 閲覧およびコメントありがとうございました！ (2022年9月3日 6時) (
レス) id: 1e0caf27cc (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの司推しの豆腐 - ( * ˘ཀ˘)てぇてぇ (2022年9月3日 0時) (レス) @page16 id: 5db5b5f2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきいろ | 作成日時：2022年6月29日 22時
