日常その31-2 「花火」 ページ36
『疲れた…』
二階堂「そろそろ花火だろ、もうちょい頑張れよ」
花火か…手持ち花火の方は小さい頃に愁とやったことあるけど実際に上に上がってるのは見たことが無い。
不破「てかA、両手にどんなけ食べ物持ってんだよ」
『美味しそうって言ったら永亮が全部買ってくれた』
不破「そ、そうか…良かったな…」
二階堂「なんだよ、こっち見んな！」
・
『ねー、2人ともはやくー先輩行っちゃったよ。花火始まっちゃう！』
二階堂「あ、おいそんな走るな、怪我するぞ！」
『あでっ』
不破「言わんこっちゃない…」
着物着てるのにやってしまった
不破「結構擦りむいてんな、血出てる」
二階堂「俺近くのテント行って絆創膏貰ってくるわ」
『これくらい大丈夫だよ、それより花火…あー、永亮…』
不破「行っちまったな」
着物と下駄履いてるから走ったら転けることなんて分かってたのについ楽しくてはしゃいでしまった
『私のせいで花火が､､』
不破「まだ花火まで時間あるからそれまでに二階堂戻ってくるだろ」
『うーん、どうかなぁ…私も着いていけばよかった』
不破「足痛めてるやつが着いて行ったらもっと時間かかるだろ」
『…』
不破「Aってさ、そんなに二階堂のこと好きなのか？」
永亮のこと好き、かぁ…
『うーん､､晃士郎も知ってるだろうけど、永亮とは小さい頃から一緒に居たし、特別っと言えば特別だけど別にそんな好きとか無い、と思う…
晃士郎は好きな人とか居ないの？』
不破「俺か？俺はなぁ…今は弓道に専念したいし、特にそんなの無いな」
へー、と相槌を、打っていると向こうの方で黄色い悲鳴が聞こえた。
どうやらその悲鳴は辻峰高校の二階堂大好きな女の子による声だった。
不破「あいつまじか…こんなとこ来てまでモテモテとか…」
なんか複雑…
不破「俺ちょっと行ってくるわ。」
ここで待ってろよと言われてから数分、永亮だけ戻ってきた。晃士郎はあの女子をどうにかしてるらしい。
『永亮、ありがとう』
二階堂「次は転けんなよ？」
『うん』
ﾄﾞｰﾝ!!
『…！花火…！！永亮！花火！』
二階堂「ははっ、子供」
こういうお祭りとか、学校終わりにコンビニに寄るとか、永亮たちと一緒じゃ無かったら全部出来なかったことだな…
もし私が辻峰じゃなかったら、こんな楽しい毎日なんて過ごせなかった。
本当に弓道部の皆には感謝しかない…
『永亮、ありがと』
二階堂「は？なんだよ急に」
『なんとなく…？』
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まこ(プロフ) - 続編希望します！この作品大好きなので楽しみに待ってます！ (5月28日 8時) (
レス) @page48 id: c4a75ce2fb (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 続編まじでめちゃくちゃ希望します‼︎この作品ちょー大好きです！ (5月28日 3時) (レス) @page48 id: 94b263e07a (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - ありがとうございます！二階堂かっこいいです(≧∇≦) (5月20日 7時) (レス) @page43 id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 主人公思いの二階堂に一回頬を殴らせてw主人公になに言ったぁ！？的な感じで。そして湊が主人公に謝るみたいな。そんなシーンが見たいです！なんかすみません(´▽｀；)ゞ (2023年4月23日 11時) (レス) @page37 id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
るつ(プロフ) - 夜月さん» コメントありがとうございます！！️💕コメント見て笑っちゃいました！笑笑ちょっと湊のとこ行ってきますね！？！？(((( (2023年4月22日 13時) (レス) @page37 id: b73383e552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るつ | 作成日時：2023年3月7日 1時
