パフォーマンス ページ50
＿＿＿＿＿
♪♪
「(僕は帰って来た、このフィールドに！)」
膝で蹴り上げたボールが金色の満月となって、藍色の夜空に輝く。
月から降り注ぐように降下するボールを、野坂は体を捻って足の甲と踵で２回蹴りつけた。
「『月光丸・燕返し』！」
渾身の新必殺シュートはＧＫアレクの『忘却のソナタ』を打ち破り、日本は同点に追いついた。
得点者 野坂はゴールパフォーマンスに側宙と云う驚異の身体能力を見せ、刀を左右に振り払ってから鞘に納めると云うキャラ作りまでやってのけた。
「これは『キングス・ランス』からかなり変えて来たね…。」
「和風も悪くないよね。どうだった？」
「うん、良かった良かった。おめでとう。」
「どうもありがとう。」
「にしても……ゴールパフォーマンスに気合い入れすぎでしょ。どう練習したら出来るのそれ。」
「しかもバッチリカメラ目線でな。」
先程 カメラの目の前で決めポーズをしていた野坂に紫音が冷めた目を向けた。
どこか不服そうなヒロトも便乗する。
「…あぁ、ヒロトは点取った後の決めゼリフ、毎回カットだもんね。」
「ったく、尺の都合悪過ぎんだよ。」
「(編集側に遊ばれてるって気付いてない…。)」
てっきりネタにされていることに腹を立てているかと思いきや、意外と鈍いな…と紫音は 呆気に取られた表情で固まっていた。
「まあ、ヒロト君の不遇さは置いておいて。どう、紫音ちゃんも側宙練習してみるかい？」
「そう簡単に出来るものじゃないでしょ。私には能力も時間も足りないね。」
「僕が手取り足取り教えてあげてもいいけど。」
「え…なんかスパルタになりそうだからやめとく。」
ウズベキスタン３人 with 一星の作戦会議。
「我々は他のメンバーから潰していく。しかし＿＿」
「ああ、狙うのは野坂悠馬。アイツを潰せば日本のムードは崩れる。共同戦線って訳だ。」
「敵同士のな。」
最早日本の援護をする気は全くない一星。
アナハンは不敵に笑った。
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ツナ(プロフ) - 怪盗あーるさん» わぁ、ありがとうございます！最近リアルでやらなきゃいけない事が溜まってるんですけど、更新途絶えないよう頑張ります(笑) (2020年4月27日 0時) (
レス) id: 04f33d8056 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗あーる - いつも更新を楽しみにしています。これからも応援しています! (2020年4月26日 21時) (レス) id: 6e9264e8f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ | 作成日時：2020年4月7日 18時
