四六時中 ページ49
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♪♪
「それは困りましたねぇ…。ウズベキスタン戦までに戻ればいいんですが。」
監督の部屋に来るなり吹雪が一連の流れを説明すると、趙金雲は うーんと唸った。
同室の李子文のお面を興味深げに眺めていた紫音は、彼の言葉を聞いて振り返った。
「え、もう直ぐ試合があるの？」
「はい。姫野さんもスタメンなので、抜けるとなると攻撃の布陣を考え直さなくてはいけませんよ。」
「私も早く戻りたいの。ここ知らない人しかいないし、今はサッカーそんなに上手くないし。」
紫音は不満を吐くと、えいっと可愛らしい力声を上げて子文のお面を勢い良く回した。
どういう仕組みかお面が回転すると鈴のような音が鳴るのが気に入ったようで、紫音は子文の目が回るのも気にせず高速で回し続ける。
「うわぁぁ〜姫野さん！回し過ぎです！」
「頭どうなってるのこれ？」
「それはトレードシークレットです。」
「何それ。」
「むむ…どうやら記憶もなくなっているようですね。吹雪君、よくここまで手懐けましたね。」
「手懐けるって…。チョコレートを渡したら、直ぐに泣き止みました。」
確かにこの短時間で随分色々なことを話してくれるようになったが。
「監督、紫音ちゃんをこのまま１人部屋に返すのは危険だと思います。」
「それじゃあ吹雪君。元に戻るまで、お世話を頼みますよ。」
「僕がですか？女の子の方がいいんじゃ…」
「また知らない人に会うよりも、吹雪君の方が安心でしょう。１つ言っておきますが、四六時中一緒にいるとはいえ、４歳の子に手を出してはいけませんよ？」
「出さないですよ。」
こんな事態の中ふざけたことを言う監督に、呆れた吹雪はそれ以外の言葉が見つからなかった。
しかし紫音の耳鳴りと頭痛を引き起こした生チョコについては調べてくれるようで、何かわかり次第伝える、とのことだった。
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ジュネ - そうですか。 (2020年4月7日 15時) (
レス) id: fc52a805ec (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - ジュネさん» すみません、もう消してしまったので作品は残ってないですね…。 (2020年4月6日 12時) (レス) id: 04f33d8056 (このIDを非表示/違反報告)
ジュネ - 代表に選ばれた四つ子姉妹をもう一度読みたいです。 (2020年4月6日 11時) (レス) id: fc52a805ec (このIDを非表示/違反報告)
女海結香 - ありがとうございます！他の作品も見てくれると嬉しいです！ツナさんも他の作品が出来たら教えてください！ (2020年4月5日 19時) (レス) id: a0c2a02850 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - 女海結香さん» 大丈夫ですよ！お互い更新頑張りましょう！ (2020年4月5日 17時) (レス) id: 04f33d8056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ | 作成日時：2020年3月12日 0時
