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岩泉side



あの後、すぐに警察と救急車が到着した。



校内放送にて、今日の部活を急遽取りやめにして生徒達は帰していたため、学校はすごく静かだ。



先生方には及川が今回の件についての説明をしてくれていて、俺は月村の付添いとして救急車に乗った。



そして今、病院のベットで眠る月村の横の椅子に腰を下ろして目がさめるのを待っていた。



月村の両親は6年程前に交通事故で他界。



その後祖母に育てられていたが、昨年他界。



1人で暮らしていたそうだ。



叔母にあたる人物に連絡を入れたが、海外を飛び回っている仕事のようで帰って来れそうにないらしかった。



俺は気づくと、月村の手を握り、もう片方の手で頭を撫でていた。

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作者名:月夜の葉桜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年11月19日 16時

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