元ゼロ所属の救済人【警察学校組】【名探偵コナン】

５：写真 ページ7

次の日、わたしは目の前に広がる光景に混乱していた



「零(ゼロ)が起きたらどんな反応するんだろうなぁ？」



目が覚めたのはシャッター音が聞こえたからで。


今陣平が目の前でわたしの携帯を構えていて。


研二と航は何故かにやにやしていて。


景光はちょっぴり落ち込んでいて。


そして零はまだ起きていなくて。



『えっ、と取り敢えず...何してんの？？』


「零(ゼロ)を脅す用の材料を集めてる、見りゃ分かんだろ」


『...何でわたしの携帯を？』


「近くにあったから」



...何でこうなった？？



『零、零...起きて？なんかカオスになってる』


「ん、ん...？...は？」



やっと目を覚ましてわたしの肩から顔を上げる零


その目が陣平を捉えた途端、歪んだ



「松田...何で写真撮ってる」


「あ？んなの脅すために決まってんだろ」


「お前...！」


『ごめん零...落ち着こ、ね？』



これらの会話全てわたしを挟んで行われています。


威圧感が凄いので助けて下さいそこで傍観してる三人組さん


いやおい笑うんじゃないよ



「じゃあ折角だし全員で撮ろうよ！」



研二がやっと喋ったと思ったら公安組にやばい提案来た



「それいいな！思い出だ」



航もそれに便乗して側に来る



「まあ、たまには良いんじゃないか？なあ、ゼロ」


「ヒロ、お前...はぁ」


「俺は写りたくねぇ」


「そう言わずに！」



結局全員で写真を撮った


真ん中で零に抱え込まれているのがわたしで、
その隣で研二が陣平に抱き着き反対側では航が景光の肩に腕を置いている


わたしの携帯で撮ったその写真は、皆が幸せそうに笑っていた

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