元ゼロ所属の救済人【警察学校組】【名探偵コナン】

３５：黒羽盗一 ページ37

『ん、ふぁーあ』


口許を隠して大きな欠伸をする

気付けばもう深夜で、もうそろそろ寝ようかと考えた



「寝るか？」
『うん。軽くシャワー浴びてくるね』


間延びした返事を背中に受けながら浴室へ向かう



大体いつも熱くない程度のお湯を出しているから、お酒が入って少し火照った身体を冷やされ目が少し覚めた

しかしそれも身体を拭いて服を着ればすぐに眠気が戻ってくる




『布団は用意してあるから、景光に案内して貰って......おやすみ...』


とっくに８時前に帰っていった航以外は皆残っていて、若干研二が潰れているものの先においとまさせて貰った


三人分の「おやすみ」を聞きながら部屋に入りベッドに潜り込んだ




ベッド横に置かれた押し花＿＿かつて花瓶に挿されていた一輪の薔薇を見つめる


それはわたしが警察学校組に会う少し前に、初代キッド、つまり黒羽盗一さんがわたしにくれた花だった


あの頃はちょっと神様に送られたばかりで混乱していた覚えがあるけど、あれは盗一さんが亡くなってしまう直前のはず

何故なら初代怪盗キッドは原作の８年前に亡くなっていて、わたしがこの世界に来たのも８年前だからである




『快斗にも会ってみたいなぁ......』



零の次に好きな推しだし

蘭ちゃんとかと会って仲良くなれば鈴木財閥のに参加できるかな



そんなコナンファン全開な考えと共に意識は深く沈んでいった


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