元ゼロ所属の救済人【警察学校組】【名探偵コナン】

２６：影の守護 ページ28

『え、え？』
「だってアイツわざわざ偽名使ってんだろ？それにネットに情報が載ってねえ。公安、もしくはそんなかのもっと秘密機関に属してたってなんも可笑しくねえんだよ」



聞きながら、心の中で舌を巻いた


そういえば推理力は人一倍あったなこの人、なんて思いつつ内心焦っている



いくら口が堅かろうとそう簡単にバラしていいものじゃない


『わたしは？』
「Aも載ってねえ」
『へえ......』



わたし、警察学校出身って絶対バレちゃ駄目じゃんそれ


何故って？わたしは普段から本名で生活してるからね、零と違って




あれ、でも零も組織の潜入調査が無かったら偽名なんて要らなかったのかな



『あれ......？？まあいいや、それは黙秘権を行使しますということでね』
「は？......わぁーったよ」



渋々といった様子で陣平が引く


まあ一応秘密にしなきゃいけないことを分かってくれてるみたいだしまだいい方か




「俺らを空気にしないで...！」
「すまんすまん」
「思ってないでしょ！？」
『あははっ』
「相変わらずだなお前らは」




こうやって皆でわいわいしていられるのが、きっと一番幸せだから


わたしはそれを、知られずに守らなきゃ



『さ、入って入って。今日はスペシャルゲストがいるからね、どんちゃん騒ぎするよー！』


然り気無く携帯を確認する



【今Aの部屋にいるよー
松田達はもうリビングかな、声が聞こえるw

準備はおっけー！】




さあ、いよいよご対面だ

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