Prologue ページ2
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それはもう凄く衝撃だった。
任務で来た米花町でたまたま入った喫茶店に彼が居るなんて思わない。
「いらっしゃいませ!」
というかそれより満面の笑みが気になって仕様が無かった。
幼い頃一度会ったっきりだけど、こんな笑顔で笑うような人では無かったことは覚えている。
「ご注文は如何なさいますか?」
中々気が付かないな、流石に忘れてるか......とそこまで思ってふと思考を止めた。
そうだ、私今フード被ってるから顔見えないんだ。
『えっと......アイスティーをお願いします』
「アイスティーですね、畏まりました!少々お待ちください」
休憩しに来た筈だけれど妙に落ち着かない。
安吾の仕事病移ったかな......
『何も無いと落ち着かないのにいざ沢山出されると嫌になるんだよな』
自分でも面倒臭い性格だとは思うがどうしようもないのだから仕方が無い。
「お待たせしました、アイスティーです」
『有難うございます』
被っていたフードを外して一口含む。
すると、カウンターの方から息を呑む音が聞こえてきた。
「......っ!?」
良かった、覚えていたみたいだ。
探偵とか警察はある程度人脈を築いて置かないと事件に対応しにくいからどうしようかと思ったけどその心配は無さそう。
『......これが私の怪奇譚、ってね』
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USA(プロフ) - 菜月さん» ありがとうございます!!(*^^*) (2022年3月14日 22時) (レス) id: e573a41bd7 (このIDを非表示/違反報告)
菜月(プロフ) - 面白いです!(*´∀`*) (2022年3月14日 7時) (レス) @page13 id: 7ed6f38431 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:USA | 作成日時:2021年10月19日 20時